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白昼悪夢  作者: 薄暮
15/30

ぺたぺた

 ぺた、ぺた、ぺた。

 目を瞑り仰向けに横たわる私の周囲を、ゆっくりと誰かが歩く。

 ぺた、ぺた、ぺた。

 2週目。

 ぺた、ぺた、ぺた。

 3週目

 ぺた、ぺた。

 そして4週目に差し掛かかり、私の頭上で、止まった。

 室内を煌々と照らし、薄い瞼を透ける淡い光を、得体の知れぬ影が頭上から遮ぎった。

 数分間の沈黙。

 そして、たった一言。

「お前じゃない」

 影は顔から遠ざかり、再び照明の明かりが瞼を透ける。

 ぺた、ぺた、ぺた…

 そして足音は遠ざかっていった。

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