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ブリューナク ~貫徹する槍~   作者: ホウスウ
■第3章 寄道脇道 その2 inツクバ
49/49

048

二人の声に一斉に全員の目線が上を向く。


大きな木に巣を作り待ち構えていた大蜘蛛。


ボスモンスターのステータスを確認しようとしたが遠く上空にいるため、まだ表示されない。


ベアード

「ステータス確認できず!」


シゲン

「レナ、あれを撃ち…」


シゲンが目線を横に戻してレナに指示しようとしたときには、すでにレナの姿はなかった。



----------------------------------------------------------


フロアにある大きな木に作られた巨大な蜘蛛の巣。


そこにはレナや巴、白眉、沙月が捕まっていた。


エーヴィル

「なっっ!!!!!」


危機的状況に一瞬行動が遅れる。


巨大な蜘蛛は巣から動かずその場で声を発した。


Voooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!


吉継

「へぇ、蜘蛛ってこんな鳴き声なんだネ…。」


シゲン

「んなわけないだろ…。」


玉藻

「ちょっと待って…、あれを見て!!」


玉藻が周囲の異変に気が付いて指をさした。

周囲を囲む蜘蛛の卵がボス蜘蛛の鳴き声に反応して孵化し始めた。

卵からは無数の小さな蜘蛛がわらわらと出てきた。


ベアード

「軍師殿ぉ!作戦をっ!!!!」

と大声で叫ぶ。


シゲン

「玉姉はヤタガラスで捕まった人たちを救助!蔵人はその援護!

 クマと一角はデカいの!!俺と音雨さんは雑魚の相手!

 吉継とワンコは敵のど真ん中で暴れてこい!!」


ベアード

「了解!みんな、抜かりなく!!」



「「「応ッ!!」」」


一斉に動きだした。



----------------------------------------------------------


救助班(玉藻、蔵人)


玉藻はすぐに〈従者召喚:八咫烏〉にて木に吊るされた仲間を助けるべく詠唱に移っていた。


蔵人はシゲンに救助に使えそうなアイテムを渡されたので確認をしていた。

ひとしきり確認を終えた頃には召喚が終わり二人は八咫烏の背に乗り飛び立った。



----------------------------------------------------------

ボス対応班(ベアード、一角)


ベアード

「タウンティングシャウト〉!!」

木に吊り下がった大きな蜘蛛を引きずり下ろそうと叫ぶ。


大きな蜘蛛はするすると降りてきてステータス画面が確認できるようになった。


貪る(ハングリー)女王蜘蛛(クインスパイダー)〉レイド×1 レベル70


ドシンとした音と土煙を巻き上げて〈貪る(ハングリー)女王蜘蛛(クインスパイダー)〉が降りてきた。


一角

「やっぱりでけぇ…。」







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