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ブリューナク ~貫徹する槍~   作者: ホウスウ
■第3章 寄道脇道 その2 inツクバ
47/49

046

シェイオラ

「ええ、魔導師としてシゲン様の名をまた、レナ様の名を知らぬものはおりません。」


シゲン

「ほーぅ、現実世界じゃそんな呼ばれ方はしたことがないがこっちじゃそう言われてるのか。」


レナ

「あたしもそんな恰好いい二つ名欲しいー!」


シェイオラ

「レナ様は魔導師の中で「炎雷の魔導師」と呼ばれております。」


シゲン

「まぁそれは置いといてだ、この事態。俺たちのこの状況が掴めていない。知っていることがあれば教えてほしい。」

シゲンは喜びの声を上げるレナの口を手でふさぎ(騒ぐと話がすすまないから)話を続けた。




----------------------------------------------------------




シェイオラが、もとい、ツクバの街が異変に気が付いたのは〈大災害〉後のことであった。

ツクバの街に冒険者がやってこないのである。

異変に気付き近隣の町村に確認に行っても全くいないのである。

そのあと風の噂で知ったのである。冒険者がアキバから出てこない と。




一行とシェイオラは知っている情報を共有した。

話の中にはクエストを受けるはずの冒険者が街に来ることがないため

モンスターが街や近隣の村を襲っていることが話題となった。


一行はチーム分けをして身体を休めるもの、クエストを受注するものに分かれた。



----------------------------------------------------------


翌日、一行はシェイオラから指示を受けてツクバの街から東にある<カスミレイク>。

現実世界で言う霞ケ浦にあるダンジョンの一角<ウラノ大湿原>に向かった。


<ウラノ大湿原>。

大湿原とは名ばかりで実際には沼地である。

水生モンスターが跋扈し、場所によっては毒沼もあり大地人では近寄る者はいないといわれている。



<ウラノ大湿原> 入口~


モンスター図鑑 索引-ダンジョン別


出現モンスター

〈沼棲馬〉《ボグ・ケルピー》

〈紫電ヤドカリ〉《スパーク・ハーミットクラブ》

〈黒虫の嵐〉《デッドリィスウォーム》

〈歩行古樹〉《オールド・トレント》

〈走り茸〉《マイコニド》

〈毒吐蜥蜴〉《ポイズンリザード》

〈巨大な地虫〉《ワーム》

〈殺人蜂〉《キラービー》

〈軍隊蟻〉《アーミーアント》

〈人喰い草〉《トリフィド》

〈巨大蜘蛛〉《ジャイアント・スパイダー》    などなど…。



シゲン

「はーっと…、よくもまぁまぁこんだけ気持ち悪いの集めたもんだ。」


吉継

「大湿原だけあって動物と昆虫だらけだネ。」


シゲンは辞書ほどある図鑑をバタンと閉じて改造して背負っているマリョーナの鞍袋にしまった。


シゲン

「でだ…、意気揚々とクエスト受けてたあのアホの子は?」


吉継

「事態に気が付いて最後尾を歩いておりまス!」


シゲン

「ノリと勢いかよ流石だな、関西人。」


吉継

「できれば僕も嫌だなァ、めんどくさイ。一角が行ってきなヨ。」


一角

「俺は初対面の女性には…。」


シゲン

「こいつもダメみたいだ。吉継頼んだ。」


吉継

「仕方ないなァ。」

吉継はそう言いながら隊列の最後尾へ向かった。


参加メンバー


北の鬼 ノースオーガ

ベアード シゲン 吉継 白眉 蔵人


石蛇姫の眼 メデューサアイズ

レナ 巴 音雨-neu- 


闇夜の魔狼 ミッドナイトフェンリル

エーヴィル 沙月 玉藻 


一角

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深海の巨鮫 メガロドン はお留守番。

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