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ブリューナク ~貫徹する槍~   作者: ホウスウ
■第3章 寄道脇道 その2 inツクバ
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アキバ帰還の一行はコオリマを南下、現実世界で言う国道4線を那須塩原、宇都宮と着実に歩いてきた。

そこから道を反れてツクバに来ていた。

大きな町と言うこともあるがメンバーの希望もありそういう判断となったのであった。


魔法都市ツクバ。

イースタル東部に位置する魔術と学問の街としてイースタルのみならずヤマト全体に知られている。

〈大災害〉以前は魔術に関わるクエストやアイテムが豊富に用意されていたため、魔法職の〈冒険者〉にはなじみが深い都市でもあった。

また、〈鷲獅子〉《グリフォン》に騎乗した衛兵団が常駐していることでも有名でグリフォンや飛行生物にまつわるクエストもあった。


そんなことからツクバへの滞在が決まったのであった。

一行はコオリマからの長旅の疲れを癒すべく、またファンタジーの世界を満喫するべく、ここ、ツクバにいた。



昨晩の事。すっかり日も沈んだ頃にツクバへ到着した一行は着くなり宿を取った。

ベットに倒れこむなりみんな泥のように眠りに付いた。


これはレベルの高低は関係ない。

冒険者と言えど中身は人間である。精神的な疲れもある。


ベアード達3人も出迎えに出た<石蛇姫の眼(メデューサアイズ)>の3人にいろいろと言われていたものの本人たちは疲れのあまり聞き流していた。



ツクバ・バザー広場前



ベアード

「確か昨日…よく聞いてなかったけどお昼頃にバザーの前って言ってた気がする。レナさんが。」


吉継

「んー。そうだネ、僕たちも昨日はヘトヘトで聞き流していたけどここでいいと思うヨ。ね?シゲン。…あれ?シゲンは?」


ベアード

「ほれ、あそこだ。」

ベアードは少しだるそうに指差した。


広場から少し外れた所に構えた鍛冶屋、そこにシゲンがいた。


シゲン

「ほぉ…。」


ドワーフたちが何かを錬成しているのがわかる。


シゲン

「ハーフアルヴの街でも鍛冶屋はドワーフか…。」


鍛冶屋

「なんじゃ冒険者、鍛冶がそんなに珍しいのか?」


シゲン

「あぁ、コオリマでも見てきたけど何度見ても飽きないな。こう1から出来あがってくの見ると感動するわ。」


鍛冶屋

「今打ってるのなんかよりイイモン装備して何言ってるんだか…。冒険者はわからねえなぁ…。」



そんな話をしていると広場から呼ぶ声が聞こえた。

レナが周りを気にせず大声で呼んでいる。


シゲン

「ここではどんな出会いがあるのかねっと…。」


そう言ってシゲンは工房を後にした。













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