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ブリューナク ~貫徹する槍~   作者: ホウスウ
■第3章 寄道脇道 その1 inコオリマ
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泳汰

「雑魚に用は無えぇ!!!」

深海のような暗い青色をした巨斧でゴブリンを薙ぎ払い先へ進むための道を切り開く。


白眉

「ラヴァーゴーレム、そのまま握りつぶせ!!」

ホブゴブリンを溶岩の手が襲う、ムンズっとつかみそれを握り潰す。

周囲は潰れた肉の焼き切れた、匂いが立ち込める。

人によっては咳き込む者もいた。


蔵人

「この匂いもなかなかキツイものがあるでござる…。大型接近、2体!」


シゲン

「援護するから大技で一発で仕留めるぞー!!ベアード!泳汰!」

ドシンドシンと大きな音を立てて近づいてくる<洞窟巨人(ケーブジャイアント)>。


ベアード

「了解っ!サポートよろしく!!」


泳汰

「合点!!」


シゲン

「<キーンエッジ>、<アストラルバインド>ッ、<ソーンバインドホステージ>!!」


シゲンは泳汰へ<キーンエッジ>を使用、向かってくる<洞窟巨人(ケーブジャイアント)>には<アストラルバインド>を使って動きを封じた。


泳汰

「いいねぇ、いいねぇ! こうやってみんなで組んでるとダンジョン潜ってる感じがしてたまんないぜ!<オンスロート>ォォ!!」


巨斧を大きく振り回し<洞窟巨人(ケーブジャイアント)>を真一文字に切り倒す。

巨人は光の泡となり空気中に消え去った。


ベアード

「こっちも負けてはいられないな…。」


ベアードの方へ向かっていた<洞窟巨人(ケーブジャイアント)>はシゲンの<ソーンバインドホステージ>により動きは止められない物の茨に気を取られ思うように動けていない。


ベアード

「足元がお留守だ!デカブツ!!<クロススラッシュ>ッ!!〈スカーレットスラスト〉ォッ!」


通常攻撃と特技を組み合わせ、流れるような攻撃で茨を切り裂き的確にダメージを重ねる。

最後は力尽き倒れ込む。


ベアード

「大きいのは片付いたぜ!」


沙月

「ダメージを確認しましたが回復の必要はなさそうですね。」


ベアード

「あぁ、自力で回復するから大丈夫。」

ベアードはガッツポーズをして元気をみせた。


蔵人

「大型2消滅、奥までの道は開けたようでござる。先行した班はもう目前の様ですぞ。」


シゲン

「ッしゃ!このまま突き進んで合流するぞ!吉継、もう着くぜ!レイドチャットに切り替えるぞ。」


吉継

『了解っ!奥にもまだ見た時のないのモンスターがたくさんいるヨ!来ればわかるけどなにか不気味だヨ、速く片付けたほうがイイ。』


そんな会話をしている最中、ここに踏み込んだ時から感じていた違和感・不気味なモノの正体が姿を現した。


g,gogogo,,,

gooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!



熱く咽返る洞窟に大きく反響する雄叫び。


一角

「吉継さん!わかった!この違和感、このゴブリン共サモナーだったんだ!!単独じゃ召喚できないから集団でご丁寧に魔法陣の上に媒体となる鉱石を置いてゴーレム召喚しあがった!!俺が引きつけるんで作戦立てて…がっ!!」


念話に気を取られ過ぎたのかまだ名前もわからないゴーレムの大きな腕の一振りが一角に直撃した。そのまま勢いよく壁にぶつかり<気絶>した。

戦士職である武闘家のHPを1.5割ほど削り取った。


マシュー

「引きつけてねぇじゃねーかあのアホ。おまけにピヨって世話ばかり掛けて…。」


エーヴィル

「まあまあ、怒らない怒らない。」


吉継

「ミライさん、BS解除!そっちは大丈夫?」


ミライ

「〈キュアブルーム〉!こっちはそりゃもう出せるの全部出しての総動員よ!!ヨシ君はそのゴーレムお願いね!!」

ミライはそう言いながら小斧を振いゴブリンをなぎ倒した。

周りを見るとミライも玉藻も従者を出して一固まりになって戦っていた。


一角

「いたたた…、ご迷惑おかけしました。」


吉継

「謝罪は後、まずはコイツをどうにかしないとネ…。」


男4人の前に未知なるゴーレムが立ちはだかった。


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