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ブリューナク ~貫徹する槍~   作者: ホウスウ
■第3章 寄道脇道 その1 inコオリマ
36/49

035

B班 吉継、マシュー、ミライ、一角、エーヴィル、玉藻

吉継

「退路は大丈夫みたいだネ。なら僕たちは進むだけサ。」


腰に刺した3本の刀を素早く抜き〈飛飯綱〉を飛ばす。

適当に牽制しつつゴブリンの相手をそながら吉継は言った。


一角

「後ろは任せてください!」


吉継

「任せよウ!気張らず動きたいように動いてみようカ。他のみんなは慣れているから胸を借りる気持ちで…ネ?」


一角

「オッス!!」


吉継は一角から対人戦については教え込まれたもののPTプレイについては気にして取り組んで来たことがないという話を聞いていた為、こんな状況ながら解説を始めた。


吉継

「よし、マッさん、ワンコ君は左右に展開、玉姐は〈ペア〉の従者出して僕の後ろへ。ミライさんは玉姐の横で一角と僕の間で全体を見ながら遊撃の遊撃で。」


5人は指示通りの位置へ着く。吉継からみて

左前方に<暗殺者(アサシン)>のマシュー、

右前方に<盗剣士(スワッシュバックラー)>のエーヴィル、

左後方に<召喚術師(サモナー)>の玉藻、

右後方に<森呪遣い(ドルイド)>のミライ、

最後方に<武闘家(モンク)>の一角が布陣した。


この間にも各々迫りくるゴブリンは撃退しながらも進軍を続けている。


玉藻

「布陣完了!おいでませっ!<(あやかし)>召喚!〈牛頭・馬頭〉!〈黒坊主・青坊主〉!!」


玉藻は詠唱をしながら印を切り、従者を呼びだす。


馬頭

『あつーい!くさーい!帰ってもいい?』


牛頭

『んなわけないだろ!御主人、御用で?』


ボウッと地面に浮き出た2つの召喚陣。

その片方から出てきたのは高校生くらい年齢のの和装をした男の子二人。

背中に両刃斧を担いでめんどくさそうに受け答えしているのが馬頭。

腰に刀を差して真面目に受け答えしているのが牛頭である。


玉藻

「アタシもあっついんだから文句言わないの。あのアサシンの人に付いて戦闘に出てくれる?」


馬頭

『えー!もー!仕方ないなぁ…。』


牛頭

『御主人になんて口のきき方だ!わかりました!』


玉藻

「はいはい、行ってらっしゃい!」


子供をあやすように2人を見送る玉藻。

その後ろから声をかける2人僧侶の姿があった。


黒坊主

『それでは拙僧等はあの御仁と共に出ればよろしいか?』

黒坊主はエーヴィルの方を向いてそう言った。

声をかけたのは黒い僧服に坊主なのにロン毛と言うチグハグなのが黒坊主。

僧服と言うより袖なしの格闘道着にドレッドヘアー、そして近くに寄ると酒臭いのが破戒僧の青坊主である。


玉藻

「ええそうよ、アタシの分までギルマスの補佐をお願いね。」


黒坊主

『承知した。』


青坊主

『ウオー!!酒じゃー!』


玉藻

「終わったらあげるから頑張りなさいよ!」


青坊主

『ウオー!ぶっ壊すぜー!』


玉藻

「単純だわ…。セット完了!ヨシ、次の指示を。」


ウンウンと頷いて確認を行う吉継。


吉継

「玉姐ありがとう。じゃあ次行ってみよウ。」


布陣イメージ図

マシュー        エーヴィル

       吉継

     玉藻  ミライ

       一角



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