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ブリューナク ~貫徹する槍~   作者: ホウスウ
■第3章 寄道脇道 その1 inコオリマ
34/49

033

各々、木の切り株や石に腰をかけたりしながら装備や持ち物の確認をしている。

ベアードも同じように装備を変更する。


全身がキラキラした鏡張りの鎧から黒の鎧へと変更した。


シゲン

「お、ここで取った装備だな、懐かしいもんだ。」


ベアード

「あぁ、銀鏡城シリーズは性能はいいんだが小回りが利かないし修理費が馬鹿にならないからな。黒曜竜シリーズは持ってる中でも一番堅い分消耗も少ないからな。」


以前コオリマで行われたレイドの報酬装備に身を固めるベアード。

その全身黒で覆われた鎧はまるで〈黒剣〉のアイザックのようだった。


ベアード

「まぁ、真っ黒ってのがアレだがな。」


吉継

「ほら!僕モ!!」


話を遮るように吉継も会話に入る。

こっちも装備を変えて腰に3本差している。

まるでマンガに出てくる剣士のようである。

刀を出してニコニコしてる。


吉継

「虎牙破丸!惚れ惚れするよ、この黒刀。」


話を振るだけ振って刀を見つめて一人トリップ中の吉継。

刀バカ極まれりである。


シゲン

「もういいや放っておこう…。突入3分前だ、作戦説明行くぜ。」


メンバーを集めて話を始める。


シゲン

「今回は限られた空間での戦闘となる、味方の位置取りには十分に気をつけてもらうように。な?吉継、今回はフレンドリーファイアは勘弁な。メンバー分けはすでに言ってある通りで。」


吉継

「むぅ、言われると思ったから今回は大太刀は止めたヨ。」


シゲン

「よしよし。A班が通路斬り込みと退路確保、B班が遊撃、そんな編成なんで宜しく!」


ベアード

「あとは臨機応変にってところか。」


シゲン

「そうそう!大広間までは俺がガッツリ道を掃除してやっから、あとは大広間まで悠々とタッチダウンだぜ!」


そう言って立ちあがる。


ベアード

「時間か。行くか。」


メンバーはコクリと頷いた。



■□■□■□■□



シゲン

「入口…警備兵ナシ。」


シゲンが単眼鏡にて入口周辺を確認する。


シゲン

「洞窟内部は暗い事が予想されるためあらかじめ光源の準備を。ベアード、泳汰ボディガード頼んだ!」


ベアード

「了解!」


泳汰

「任された!!」


シゲン

「御一同、疾きこと風の如く。中枢までは足を止めることなかれ。

 それでは…突入!!!」


号令の下、茂みから飛び出して洞窟へと向かう。


入口すぐにはゴブリンの姿は無く、ドンドン奥へと入って行く。

中は点々とある松明で視界が悪い。

魔法職、回復職のメンバーで光源となる呪文で光を出す。


50メートルほど進んだところだろうか、やっとゴブリンの小隊と遭遇をした。


シゲン

「本隊温存、大掃除だバカ野郎!!」


シゲンは素早く詠唱を始めテンプレート通りに呪文をセット。

そこからゴブリンに光弾が降り注ぐ。


シゲンの取った策は2人のガーディアンを護衛に付けて狭い洞窟を面で制圧。

そのまま大広間まで押し込んでいく作戦を取った。


時間をかけて前線を押し上げるよりは有効な策である。

今回の目的はゴブリンの活動の根源を突き止めることにある。

最深部にてゴブリンのたくらみを発見し解決するためにこの作戦を選んだのであった。


吉継

「ん~、今のところは順調かナ?」


マシュー

「腕利きガーディアンの2人が露払いとは豪華ですな。」


一角

「ギルマスかっこいー!」


進行は今のところ順調のようだ。


PT振り分け

A班 ベアード、シゲン、白眉、蔵人、泳汰、沙月

B班 吉継、マシュー、ミライ、一角、エーヴィル、玉藻


黒曜竜シリーズ

黒曜竜の堅尾 騎乗槍

黒曜竜の堅殻 鎧

黒曜竜の堅鱗 盾

黒曜竜の堅脚 脚部

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