第四話 誘拐
暑さにやられて、文章がまともにかけない……。
ついでに、文章もあまりかけない……。
頭がやられるぅ……
次の日の朝、僕が起きると、部屋が滅茶苦茶にされていた。
当然僕は夢遊病というわけでもないし、セラもこんなことするはずが無いと
わかっている僕は、学園までまだまだ時間があったので掃除を始めた。
ある程度片付いて、少し休もうと、ベットに向かうと、近くにナイフが落ちていた。
「こりゃあ、僕を殺しに来たのかな?一応結界だけ張っておいて正解だったのかも」
まともに休める気がしなくなった僕は、ご飯を作りに行った。
ご飯がある程度出来た時、セラの部屋に来ててもおかしくないようなと気付いたため、
セラの部屋に向かった。
セラの部屋のドアをノックして返事を待ってみたが、返事は返ってこなかった。
一応と、ドアノブを回してみたら、すんなりとあいた。
部屋に入ると、そこには誰も居らず、部屋が滅茶苦茶にされ、窓が割れていた。
「誰だこんなことした奴は。セラを助けた後地獄でも見せてあげようかね」
そう呟いた僕は、能力を使って、セラを追跡する蜂型の機械を想像した。
ピカッと光った後目の前には、もう追跡しだした、蜂が飛んでいた。
僕は、それを追いかけて走っていくと、路地裏を通り抜けて、貴族の家らしき所に、
着いた。
「もしかしてこの家、あの貴族の家なんじゃ……」
そのまま蜂は、ドアを突き破って入っていったので、僕もドアを破壊して、
蜂を追っていった。
そして蜂が止まった所は、ひとつの部屋の前だった。
どうやらこの部屋の中に居るらしい。
そう思った僕は、その部屋のドアを、ゼロで破壊した。
まったく関係が無いが、この世界の全てのものには、魔力が存在するため、
ゼロは、弾の心配をしくていいのである。
その部屋には、手足をロープで縛られ布を噛まされたセラが倒れていて、
その前には、昨日つっかかってきた、馬鹿貴族がセラの服をつかんでいた。
俺は迷わず馬鹿貴族を、懐中電灯で殴ってやった。
すると、馬鹿貴族は、やっぱり面白いくらいに、転がっていった。
そのまま僕は、セラを縛っていたロープを切って、布を外すと、
「ユウくん!怖かったよぉ」
と、声を出した。どうやら特に外傷は無いようだ。
「まあいいか、とりあえずあいつを縛っとこう」
僕は、セラを縛ってたロープを使って、気絶していた馬鹿貴族を、縛ってやった。
その時だった、縛った馬鹿貴族の安否を確認しに来た、ガードマンっぽい奴が
来たのは。
「ずいぶん遅い登場だと思うよ……」
そう、僕はそのあまりにもの遅過ぎる登場に呆れてしまったのだ。
「お坊ちゃまを縛ったのはお前か!!」
と、一人が言い出したので、頷くと。
「君には恐ろしい目にあってもらおう」
とか、もう一人の奴が言い出した。
その時、僕にはプチンという音が聞こえた気がした。
僕は、起きているセラを、最小限に加減して、気絶させ、回復魔法をかけた後、
「来いよ」
と挑発した。
それを聞いて突撃してきたガードマンに向かって、
ポケットに突っ込んでおいた、本物と同じ効果の懐中電灯
で斬りつけた。すると、そいつが真っ二つになって、警戒したのか、残りのメンバーが
動きを止めた。それを見た僕は、そいつらをゼロで撃ちまくった。
僕は、怒りで我を忘れてたようだ、気が付くと回りは血の海だった。
吐き気がした僕は、セラを抱えて家に帰った。
どう説明しようかな……。
馬鹿貴族は、開放されませんでしたとさ。
最近本当に暑い。