第一話 小さいユウくんのお話
サブタイトルはまったく思いつかないので、これで行きたいと思います。
こんにちは、ユウ=ルフィーニです。
言い忘れてましたが、僕の家は辺境の村の村長です。
みんな優しい性格で、良い家です。
僕のお父さんはゼラ=ルヒィーニで、お母さんの名前はテル=ルフィーニです。
親馬鹿です。マジで滅茶苦茶甘やかしてくるので、頑張って回避しています。
次に言語ですが、アルテブラ語というへんてこな名前の言語です。
毎日、勉強しています。
後、チートな能力は、極力使わないことにしています。理由といったら、
目立ちたくないからです。少なくとも、現代日本より文明が遅れているこの世界ですから
奴隷もあるでしょうし、モルモットにされる可能性もあるからです。というわけで極力使わない
方針にしました。何事も用心です。
4才になり、村デビューしました。
そのとき僕は、僕と同い年の、可愛い女の子と友達になりました。
というか、子供が僕らしか居ないのです。
その子は、セラという名前だそうです。(貴族ではないため、家名が無いのです)
僕とセラは度々森に出かけて遊んでいました。
ある日、僕とセラがいつもどうり森で遊んでいると、
猿みたいな、変な奴が出てきました。そいつは後になって分かったんだけど、
魔物でした。
そしてそいつは、僕たちに気付くことも無く去っていきました。
何も知らない僕らは、
「なんだったんだろうね?」
「さぁ?」
と言って、遊んでいました。
その日帰った後、珍しくお父さんに叱られて、森に行くなと言われました。
お父さんが言うには、魔物がだんだん増え始めたそうです。
次の日から、僕たちは、森に行かなくなり、村で、手伝いをするようになった。
そして僕は、セラに文字を教えたりもしていた。
5才になった。
セラは一段と可愛くなり、僕は文字を完璧に習得した。
少しづつだが、魔法と剣術も教えてもらっている。
ある日セラは親に頼まれて、昼前に森に薬草を取りに行くことになった。
その薬草は、森に入って30分程度歩いた所に生えているもので、
森で遊びなれた僕らには、とても簡単なお使いのようなものだった。
「帰ってきたら、また文字を教えてね。」
「いいよ、早く取ってきてね」
と簡単な会話をした後、セラを見送った。
僕は、その後、剣術の稽古をつけてもらい時間が経つのを忘れていた。
2時間ほど過ぎ、稽古が終わった僕は、セラを呼びに行ったのだがまだ帰っていなかった。
親は不審に思ってないのだが、慣れているセラが、こんなに時間がかかるわけないと知っている
僕は、森の中に駆け込んで、探しに行った。
「セラー!セラー!どこに居るんだ?返事してくれ!」
と叫びながら走っていると、すぐに、2人組みの、村が雇った冒険者の男たちが、
セラを担いでいる所を見つけた。
当然大声を出していた僕は、見つかったわけで、
「てめぇ、村長の所の息子だな、なぜここに居る」
「セラを探しに来たんだ」
そういうと、二人の男は笑い出し、
「こいつは、奴隷として町に売りに行くんだよ、邪魔するな」
と言い出した、僕は、奴隷と言う単語に対して、少し吐き気がした。
「とりあえず、知られたからには死んでもらうよ!」
と言って、もう片方の男Bが大きな剣を構えて、僕に斬りかかってきた。
僕は、稽古のおかげで、見切って避ける事ができた。
そいつは大剣を大きく振りかぶって、隙ができたので、
抱えているほうAの、弁慶の泣き所を蹴って、
すぐに鳩尾を思い切り殴り(身体能力もチートなのです)、屈んだ所を背中から殴って
倒し、寝ていたセラを回収した。
そうしているうちに、大剣を持っているほうが、抱えてたAの方から離れたので、斬りかかってきたが
屈んで避けて、そのままダッシュで逃げた。
幸い村は、10分程度の距離だったので、身体能力が上がった僕は、何とか走りきれた。
村に帰った僕は、寝ているセラを親の所に返し、お父さんに今日のことを報告した。
そのとき僕は、セラを奪還したことを凄く褒められたが、危険だから、大人を連れて行くように
と、少し怒られた。
次の日、二人の冒険者は解雇された。
そのことを、神界で見ていたイケメンな神様は、
「あいつ、能力無しでやるとかやるなぁ」
と呟いていたという。
誤字脱字の報告をお願いします。
毎日更新を目指していますが、いつまで続くか分かりませんです。
今回も見てくれてありがとうございました。