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第七話 一回戦終了

いろいろな事情が絡んで遅くなりました。

さらに、また一週間程度書けなくなります。本当にごめんなさい。


 アレクは、審判が勝負を終わらせた途端、バタッと倒れた。

それを見て、先生が駆けつけアレクを保健室へと連れて行った。

 周りから「あいつら本当に一年生か!?俺らより強いんじゃないか?」

とか「魔力が切れたのかな?」などと聞こえてくる。

「まあ、とりあえず二回先取したから、後は一回勝つだけだね」

「そうだな」


しばらく待っていると、審判が

「では、はじめ!」

と言い試合が始まった。しかしクルは、始まったのだがそのままの姿勢で立っている。

対して相手のほうは、二本の剣をかまえて、今にも跳びかかりそうな状態だった。

「そういえばあいつの剣、腰に刺さってるみたいだけど見えないぞ?」

ラテムがそう言ったので、僕もセナの剣を探してみたのだが、驚いた。

セナの腰にさしているのは、剣ではなく刀だったからだ。

 

 クルが指でクイクイと挑発しだした。

それを見た相手は、痺れが切れたのか跳んでクルに斬りかかった。

だが、その剣はクルには当たらずを空を切っていた。

さらに、相手の腹には深い傷ができ、転送されてた。

僕は、クルがさっきまで居た位置に居なかったので、

探すと二十メートル前方に何事も無かったように立っていた。


「……俺あいつの動き見えなかった」

「大丈夫、僕もだから。っていうか会場の人のほぼ全員が見れなかったと思うよ」


「し、試合終了です……こ、これで第一試合を終了します。

 なお、明日第二試合を行います。今日はゆっくりと休んでください」

 クラスが多いからな、当然なのかもしれないな。今日はゆっくり休もう。

でもその前にアレを作っておかないといけないな。


「正直言って今日と明日は予選みたいなものだからな、

 明後日から本番だから、明日は手を抜いてもいいよな」

こういって面倒くさがるのがラテムだ、

「まあ、いいと思うけどあんまり手を抜くとやられるよ、

 でも、正直言って前の三人が強すぎるから出番は当分無いとは思うんだけどね」

「だよな。まあとりあえず今日は、明日の対戦相手見たら帰ろうぜ」

「そうだな」


 その後僕は対戦相手を確認し、家に帰った。

 家にはセラがすでに帰ってきていて、「おかえり」と言ってくれた。

僕は「ただいま」と返し、料理の準備を始めた。

 すると、セラが来て、

「今日は何作るの?」

と聞いてきたので、僕は「カレーライス」と返したのだが、

「カレーライスって何?」

となった。

 僕は、この世界に材料があったため、というか元の世界の食材とほぼ一緒だったりするが、

カレーライスをチョイスしてみたのだが、まだこの世界には無かったのかもしれない。

だが、言ってしまったので説明した。

 そしたらセラは、

「それって魔族が食べるものじゃないの?」

と言った。カレーライスはどうやら魔族が食べるものらしい。

 食べるものに違いがあるのは知っていたが、大好物が他の種族のものだったとは……

だが、僕は食べたかったので、

「それでもいいんじゃないかな?」

と言った。因みに、この世界には僕らの人族と魔族のほかに、小人族や獣人族。龍族が存在している。

「まあ、ユウくんがそういうのならいいけど……」

まあ、作ることはできそうだな。


「よしよし、いい感じだ。後3分くらい煮込めば完成かな?」

「できた?いいにおいがするから来たけど」

セラが聞いてくる。

「まだだよ、後三分くらい」

「わかった待っとくね」


~三分後~


「よし完成だ!」

出来上がったカレーライスは、いい香りを出し、見るだけでよだれを出しそうな良い出来だった。

「よし、食べよう食べよう!」

 僕とセラは、こっちでの食事の前の挨拶をした後食べ始めた。


「あ、おいしい。そういえばユウくん、一回戦越えたね。おめでとう」

「まあ、僕何もしてないんだけどね。ありがとう。

 そういえば、もうクラスになれた?」

「おいしいな。うん、慣れたよ。ユウくんは?」

「最初からムードメーカーを友達にしているおかげですぐに

 あ、食べ終わったから食器洗ってくる」

 そのまま僕は裏を流れている川で食器を洗った。

部屋に戻ると、セラも食べ終わったらしく、食器を纏めていた。

「自分の部屋に戻るね」

「わかった」


 僕の部屋は散らかっていた、前に馬鹿に暴れられたせいだ。

僕は一つ一つ元にあった場所に戻していき、風の魔法を利用して、ごみを外に出した。

すると、部屋は見違えるほどに綺麗になった。

 僕は、少し疲れたので休もうと横になると、深い眠りについた。


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