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第一章 プロローグ 隣国へ 

15歳未満の方は移動してください。

この作品には 〔15歳未満の方の閲覧にふさわしくない表現〕が含まれています。性的描写や暴力的な描写が含まれています。

苦手な方はご注意ください。


あらすじ

 突然、王命で隣国へ嫁ぐことになった第3王女が、自身の能力を活かしながら活動する中で、周囲の人々と心を交わし愛と幸せを知っていくお話

前半は恋愛観はほとんどありません。後半からです。

 今、私は結婚式の祭壇に立っている。隣には隣国スワツール国王ケイレブ・ヤハウェ・スワツールが感情のない表情で淡々と儀式を行なっている。半年前に突然、「隣国スワツール国王ケイレブ・ヤハウェ・スワツールへ嫁げ」と王命が下った。なんの説明もないまま、慌しく王妃教育を受けて3週間前に隣国へ向けて出発したのだが、到着してみれば結婚式の3日前という相手国側からしてみれば不敬極まりない行いである。しかも共に連れ立ってきている従者が、いずれも下級文官に侍女に護衛であり、侮るにも程があると思われても仕方ない状況だった。結婚式までの3日間はひたすらに苦言を浴びせられた。謝罪を述べようにも先に文官が言い訳を並べるので余計に印象は悪くなる。更に到着の翌日には全ての従者が帰路についたため誰一人結婚式にすら参加しないという悪行が行われた。

 針の筵の中で粛々と結婚式と披露宴に挑み誰とも会話をする機会もなく早々に自室へと案内された。そして初夜を迎えることになった。どのくらいの時間が経ったか、夫となったスワツール国王ケイレブ・ヤハウェ・スワツール様が部屋に来られた。何の言葉も発することなく私を抱き上げたかと思うとベッドに放り投げられた。「儀式だからな」そう言われていきなり全ての着衣を剥ぎ取られた。「面倒ごとはさっさと済ませてしまおう、いいな」と言って両足を持ち上げたかと思うと大きく開脚させられた。王妃教育の指導者から「黙って主人の意思に従うように、決して声をあげてはいけません。数時間ひたすら耐えること。」と指導を受けていたので、声を出さずに相手のことを観察して何が起ころうとひたすら受け止めることに徹しようと意志を固めた。「あまり痛くないように潤滑剤は使うか」と私の秘所に何かドロリとした液体を塗り込んだかと思うといきなり何かが体内に押し込まれた。酷い痛みに声が漏れそうになるのを右腕に噛みつくことで耐えた。左手で右上腕をしっかり握り込んだ。後は痛みとの戦いに耐える時間が過ぎていった。酷い痛みに、とにかく声を出さないようにすることに集中した。どのくらい耐えたのか分からないが、やっと私の身体から何かが抜かれると抜かれた場所からドロドロと液体が流れ出ている感覚があった。口の中に鉄の味を感じた瞬間に私は激しく咳き込んでしまった。

 「どうした?灯りを点けるぞ」部屋にランプの灯が点くと「これは…誰か、直ぐに医者を呼べ」国王が大きな声で命令するのをボンヤリとした頭で聞いていた。暫くすると白衣を着た男性と数名の女性が入室してきた。「あぁ、直ぐに診察と治療を行いましょう。王妃様には眠っていただいた方がよろしいでしょう。」そう言って薬を嗅いだ後は気を失うように眠ったようだった。

 

 重い瞼を開ける度に白衣の女性が薬湯を飲ませてくれた。幾度繰り返されたであろうか、数日ぶりだろうか、やっとしっかり目を開けて室内を見わたせるようになった。「お目覚めですね」と白衣の女性が優しい声で話しかけてくれた。「目が覚めたかね、私は王宮で専属のドクターをしているバーナードだ。ここにいるのは、ナースのナタリーだ。身体は辛くないかね?少し診察と治療をさせてもらうよ。」そう言ってドクターバーナードは聴診器をあてたり傷の手当てをしてくれた。それだけのことで私は再び眠ってしまった。漸く話ができるようになったのは更に3日間後のことで、初夜からは10日間が経過していた。医療班は、ドクターが1名バーナードとナースが3名、ナンシーとエリザとキャサリンと各々が自己紹介をしてくれた。私も名前を名乗り治療と看病を行ってもらった謝辞を述べた。

 ドクターバーナードから現在の私の状態が説明された。「1番酷いのは右手の傷で、噛み切ってしまっており、かなり大きな傷になっている。ただ、血管や腱が切れていなかったので傷さえ回復すれば動かすことに問題ないだろが傷跡はかなり残る。」と言われた。「次に傷が酷い部位は秘所で、縫合できるところは全て縫合している。今は化膿することなく回復しているようなので問題なく経過していくだろう、後は上肢の引っ掻き傷も縫合した箇所が数か所あったが問題なく治癒している、傷跡は残るだろうが。」という事だった。処女に対してかなり酷い扱いであり、ここまで手荒にされた患者の診察をしたことがないと説明を受け、今後の対応を検討するためにも詳しく問診をさせてほしいと言われた。体力の面を考慮し毎日短時間ではあるが、傷の診察治療と問診が行われた。思った以上に私の回復が遅く、ベッドから起き上がり何とか歩けるようになるまで更に1週間もかかってしまった。毎日、ドクターバーナードとナース1名が私に配慮しながら診察治療と問診を行ってくれた。話をしながら気がつくと眠ってしまうことが多かった。


 ドクターバーナードから、最初に私が生まれてからこの国にくるまでの話を聞かせてほしと言われた。私が、この国に来るまでの半年間の身分は第3王女であったが、その前は公爵家の令嬢だったというような複雑な生い立ちを私の祖母の代まで遡り話をしていった。


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