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『死んだはずの俺は“帰還者”と呼ばれ、君を助けるためにもう一度だけ死者の島・軍艦島に還る――けれどそこは、まだ終わっていなかった』


【メインジャンル:ホラー〔文芸〕】
【サブジャンル:ミステリー/ヒューマンドラマ/SF要素あり】

――死者が還る島で、“生者の証明”を問われながら、俺はもう一度、生きなおす。

かつて「軍艦島」と呼ばれたその場所には、死者の記憶と魂が今も囁いている。
そして、そこに“還る”のは――「名前を失くした帰還者《リターナー》」だけ。

国家機密の任務により派遣され、“死亡認定”を受けた調査官・高城蓮司。
五年後、彼は生きて戻ってきた。
だが彼の記憶は曖昧で、自身の名前さえ忘れていた。

唯一、記憶の底に残っていたのは、少女の声――「アカリ」。

忘却。贖罪。再生。

魂の記憶を保存する装置《リコレクト》。
意識そのものを封じ込める禁忌の装置《ソウルロック》。
そして目の前に現れた、“もう一人の自分”。

「命」か、「記憶」か。

蓮司は再び軍艦島に“還り”、少女との“ある約束”を辿り始める。

忘れたはずの過去。殺したはずの自分。
封印された記録の奥底で、彼は“生きてはいけない者”として再び選択を迫られる。

――これは、“俺”を殺した世界の話。
そして、“君”を忘れても、また惹かれてしまう。何度でも、君を助けに行く。

過去と向き合い、罪を背負い、それでも生きなおす――
そんな、ひとりの男と“存在しない少女”の記憶と魂の物語。
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