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第2話「石」

「未来を見たと言う物は、過去を振り返らない」

【ライアー・ヒューズ】

 「身分証を、、、。と言いたいがまたお前たちか」

ザインとアルトの前に立って腕を組んでいるのはこのヒノア王国の衛兵である。


 「ほらよ」「はーい」

王国の門番衛兵は二人から身分証を受け取り裏面に書いてある印を確認した。

「今日はどこまで行ってきたんだ?」

「クレアスレントまでだよ、親方の遣いで行ってきたんだぜ」

ザインが答える

「クレアスレントならわざわざ国を出なくても北の門から行けばよかったじゃないか」

衛兵は後ろにある地図に指をさす。

「だってこっちの方が近いしこっちの方が面白いんだぜ、石波(コートウェーブ)飛ばしても怒られないし」

ザインがまた答える

「無意味に(コート)を使うんじゃない!」

衛兵は言う

「じゃあ一人通行料の4クロック遇わせて8クロックな」


アルトは言う

「じゃあレナード商店に付けといてください」

衛兵は前から動こうとしない

「残念ながらそうはいかない、レナードさんからこれを預かってる、これを読んでくれ」

二人の前にひとつの手紙が見せられる

【うちのバカ三人がレナード商店に通行料の請求をしたときは、自分で払わせてください。

レナード商店のレナード・アイク】


これを見てアルトは驚きながら通行料を払う

「ホントだ、親方の字だ」

「しかもご丁寧に契約の時にしか使わない石紋章(コートサイン)まで付けてやがるあの親父」

ザインは呆れて服の中にある袋に一度手をかけたが、手を引き腰についてる巾着から4クロックを取り出す

衛兵はそれを受け取りしっかり確認をする

「よし、通っていいぞ」

衛兵は通してくれた


ここはヒノア王国のカーナという町、アルトとザインの住んでいる町だ


ヒノア王国全体は、この世界で取れる(コート)で取引をするのが一般的な国だ、(コート)にも色んな種類があり火や水、電気の使える(コート)から、自分だけの石(オリジナル・コート)まである、そしてこれらの(コート)を特定のアイテムに装填して使う事が出来る、一定回数使用すると割れて使えなくなる、割れている状態で使うと欠片が飛散しアイテムごと壊れる。


ちなみに、アルトとザインが持っているアイテムは市販の腕輪のタイプだ。


町に入り、出店やギルド、酒場もある大通りの中に彼らの商店がある、そこには「レナード商店」と書いてある大きな看板がある。


「やっと着いたな、さっさと売上金置いて帰ろうぜぇ」

ザインはそう言って、腰にある袋に手をかけて店のドアに手をかけようとしたその時、中から大きな体と手が扉を突き飛ばしてザインとアルトの前に立ち塞がった

「このバカ弟子共がぁぁぁぁぁぁぁ」

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