「第一章のエピローグ〜これで簿記3級合格!20の必勝問題集」
ルカは、塔での試練の数々を思い返し、試験に出やすいポイントをおさらいすることにした。そんな時、カリナが現れ、にこやかに声をかけた。
「ルカ、今日は特別な復習の時間よ。この20問をしっかり解いておけば、簿記3級試験も安心して挑めるわ!」
こうして、カリナが厳選した20問を、ルカと一緒に復習することになった。
問1: 商品の現金販売
問題: 商品を3000円で現金販売した。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:現金 3000円
貸方:売上 3000円
問2: 商品の仕入(掛け取引)
問題: 2000円の商品を掛けで仕入れた。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:仕入 2000円
貸方:買掛金 2000円
問3: 借入金の返済(現金)
問題: 借入金1000円を現金で返済した。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:借入金 1000円
貸方:現金 1000円
問4: 減価償却の計上
問題: 備品1000円のうち、100円を減価償却費として計上する。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:減価償却費 100円
貸方:減価償却累計額 100円
問5: 現金過不足の調整
問題: 帳簿上の現金が5000円であるべきところ、実際には4900円だった。この不足分の仕訳を行いなさい。
答え:
借方:現金過不足 100円
貸方:現金 100円
問6: 前払家賃の計上
問題: 次期分の家賃3000円を前払いした。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:前払家賃 3000円
貸方:現金 3000円
問7: 売掛金の回収(現金)
問題: 売掛金2000円を現金で回収した。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:現金 2000円
貸方:売掛金 2000円
問8: 買掛金の支払い(現金)
問題: 買掛金1500円を現金で支払った。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:買掛金 1500円
貸方:現金 1500円
問9: 仕入割引の計上
問題: 商品の仕入において100円の割引を受けた。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:買掛金 100円
貸方:仕入割引 100円
問10: 収益の未収計上
問題: サービスを提供したが、まだ2000円の代金を受け取っていない。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:未収収益 2000円
貸方:売上 2000円
問11: 当期純利益の計上
問題: 当期の純利益1000円を計上する。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:損益 1000円
貸方:繰越利益剰余金 1000円
問12: 借入金の利息支払い
問題: 借入金の利息として500円を支払った。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:支払利息 500円
貸方:現金 500円
問13: 仕入戻し
問題: 1000円分の仕入商品を返品した。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:買掛金 1000円
貸方:仕入戻し 1000円
問14: 未払費用の計上
問題: 従業員の給料500円が未払である。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:給料 500円
貸方:未払費用 500円
問15: 商品の販売割引
問題: 売掛金のうち100円を販売割引として受け取らずに免除した。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:売上 100円
貸方:売上割引 100円
問16: 消耗品の購入
問題: 消耗品200円を現金で購入した。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:消耗品費 200円
貸方:現金 200円
問17: 資本金の増加
問題: 新たに1000円を資本金として増加させた。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:現金 1000円
貸方:資本金 1000円
問18: 配当金の支払い
問題: 配当金200円を現金で支払った。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:繰越利益剰余金 200円
貸方:現金 200円
問19: 貸倒引当金の設定
問題: 売掛金に対する貸倒引当金300円を設定する。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:貸倒引当金繰入 300円
貸方:貸倒引当金 300円
問20: 資産の再評価
問題: 備品の評価額が1000円から800円に減少した。この仕訳を行いなさい。
答え:
借方:減価償却費 200円
貸方:備品 200円
ルカはこの20問を無事に解き終え、仕訳士としての成長を実感した。カリナも満足げに頷き、最後に一言伝えた。
「この20問が理解できれば、簿記3級もきっと合格よ。自信を持って試験に挑んでね!」
ルカは深く感謝し、さらなる成長に向けて意気込みを新たにした。
第11話では、簿記3級試験に頻出する20問を通じて、ルカと一緒に基本的な仕訳の確認を行いました。この20問には、簿記3級の合格に欠かせない基本的な仕訳パターンが含まれています。これらをマスターすることで、試験に出題される大部分の問題に対応できるようになります。
【重要なポイント】
簿記3級では、仕訳が基本中の基本です。各勘定科目の役割と仕訳のルールを押さえておけば、簿記の問題にもスムーズに取り組めるようになります。特に頻出の「商品売買」「掛取引」「減価償却」「前払費用・未払費用」などの仕訳は、確実に理解しておきましょう。
【試験前の勉強法】
仕訳のパターンを覚えた後は、過去問や模擬問題に取り組むことをお勧めします。実際の試験形式に慣れるとともに、時間配分やミスのチェックができるようになります。また、試験本番では「貸借のバランス」を意識し、勘定科目の確認を忘れずに行いましょう。
【物語を通じての理解】
ルカが仕訳の復習を通して成長する姿を見て、皆さんも基本的な仕訳を楽しく学べたのではないでしょうか。物語を通じて学ぶことで、簿記の知識が自然に身につくことを目指しています。この20問をクリアすれば、簿記3級の合格に必要な力がぐっと高まるはずです。
第1章はこれで完結となりますが、ルカの物語はまだまだ続きます。彼と共にさらなる成長を目指し、次の章も一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。応援いただいた皆様に心から感謝いたします!




