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26.

 ミーナの意外な言葉に理解が追いつかないフリードは、呆けた顔をしていた。


「少しお待ちください」


 すると、ミーナがいきなり服を脱ぎだした。遅れてカリーナも服のボタンを外し始めた。


「お、おい! いくらここが俺たちしかいない所だといっても――」


 フリードは念のため、周囲に松明などの明かりや人影がないことをグルリと見渡して確認する。


「わ、わっ! 本当に脱ぐのかよ!」


 一通り見渡した後でほぼ全裸のミーナとカリーナが目に入ったので、月明かりのみであまり見えないとはいっても、フリードは手で顔を覆った。


 みるみる赤面していくのが自分でもわかる。急に二人が何を始めたのかさっぱりわからないでいると、カポッ、カポッ、と蓋か何かの開く音が連続した。


「目を開けていただけますでしょうか?」


「それより、服を着ろ」


「「承知いたしました」」


 布が擦れる音が続いた後、ミーナが「ご覧ください」と声をかけた。


 フリードが覆っていた手を外すと、二人はずっしりと重そうな麻布の袋を持っていた。


「えっ!? まさか……」


 ミーナが袋をフリードに差し出した。続いて、カリーナも差し出した。それらを受け取ると、「うわっ!」と声が出てしまうほど重い物で、うっかり地面に二つとも落としてしまった。


 ジャラジャラと音がする。間違いなく、貨幣が中にぎっしりと詰まっている。


「どうしたんだ、これ?」


 フリードは、ミーナの顔とカリーナの顔を交互に見た。

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