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裏筋次郎

作者: ドラゴン出版

裏筋次郎(58歳、自営業)が海辺を散歩していると白いウサギが子供達に苛められていた。次郎はウサギを気の毒に思い、子供達にやめるように言い、ウサギを助けた。


全身傷だらけのウサギは次郎を見て泣きながらお礼を言った、そして持っていた小さな袋からカプセルのようなものを取り出して次郎に12個渡した。


これ、なに?


と次郎が尋ねると、ウサギは言った、たいへん失礼ながらあなた様の年齢から考えてそろそろあちら方面がたいへんになってきているでしょう、あの行為の前にこれを飲んでください、すぐ立派になりますから。


確かに次郎は、数年前から徐々に衰えてきたので上野の男性用クリニックに行き、一個2,000円の薬を購入して服用していた。


白ウサギは言った、では今から当店にご案内しますね。


え?


当店?


はい、私どもの店は「クレイジー・ラビット」と言います。いわゆる、キャバレーですが、今夜はなんでもありの部屋をご用意します。


次郎は久しくこのような遊びをやってなかったので正直、うれしかった。やがて黒塗りの高級車が迎えにきたので白ウサギと一緒に、店に行った。


その夜、次郎は累計20人くらいのホステスと遊んだ。薬の効果は著しく、15時間ぐらい、ずーっと、ずーっと、立派なままだった。ホステスたちはとても喜んだ。


朝になり、店の玄関前で白ウサギが見送る中、車に乗った。これは、ほんの気持ちです、しかし、絶対に開けないでくださいね。次郎は白ウサギから玉手箱を受け取った。


海岸に着き、車から降りた次郎は玉手箱の中身がたいへん気になり、ついつい開けてしまった。そしたら、箱から白い煙がもくもくと出て来て次郎の全身を包んだ。


ん?


下半身に少しの違和感を覚えた次郎があの部分を触ると、、


あそこが溶けて、跡形もなく消滅していた。


後日、次郎は西川口のオカマ・バーに就職し、一年後には店一番の売れっ子になった。

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