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脱出ゲームは死亡フラグ100%  作者: 黒兎 ちる
序章
2/3

第1章ールールと能力と仲間

「脱出ゲームだと?」

隣の椅子に座っていた細身の男性だ

「そう。脱出ゲーム君たち12人で!協力してもいいし、ソロでもいいよ!脱出出来ればね!ああ

救助とかは期待しない方がいいよ、無駄だからそれに脱出しないって選択肢もオススメしないかな?この館はトラップの宝庫だからね」

「トラップって?」


奥の方から声がした。


金髪の長いツインテールに黒を基調としたフリルのワンピースを着た所謂ゴスロリ系の少女からの質問のようだった。


「そうだよ真白(ましろ) 亜莉架(ありか)色んなトラップがいろんな部屋に仕掛けられてるんだ!君たちはそれを掻い潜って脱出しないと行けない。中には死んじゃうやつもあるけどね!」

物騒なことをサラッと言いやがった。


「大丈夫大丈夫!ちゃんと脱出出来るよう君たちは能力を渡してあるのさ!!」

その言葉を同時に暗転した。


「「聞こえるかな?」」

気がつくと目の前は真っ暗だが、ジョシュアの声だけが頭に響く。

「ジョシュアか」

「「そだよ!北条(ほうじょう) 立稀(たき)」」

「俺の名前も……やっぱり他のやつの名前もわかるんだな」

「「その通り!だってぼくはお世話係だからね!」」

相変わらず間の抜けた声だ。

「それで、さっきの続きは?」

「「もうせっかちくんだな!まあ先延ばしにしてもしょうがないけどね!!……みんな各自別々の能力を保有してるんだ」」

「待ってくれ。俺はそんな能力とか持っていた記憶はないぞ!」


俺は至って普通の男子高校生だ。

兄弟は弟の北条(ほうじょう) 遊稀(ゆき)。父居らず母1人の母子家庭。

幼なじみの姫野(ひめの) (ひな)と最後の記憶がある日。。遊稀と雛と学校に行くバスに乗った所までしか記憶がない。

だが、それまでごくごく普通に育ってきた


「「それはこの館の外の話。この館に居るニンゲンは皆能力を使えるのさ!納得したかい?しなくても続けるね。立稀くんの能力はね!」」


「「ずばり!!緊急事態警報(レスキューアラート)危険値視界(キルート)」」


「……」

「「……」」

「……で?」

「「で?」」

「いや、名前だけ言われても」

「「ふむ、そこは中二全開の名前と能力を貰ったという所を喜ぶところじゃないかな?」」

「いや、そこはどうでもいい」

いや、確かにちょっとテンションは上がりそうだが、ある意味軟禁状態でもしや俺異能ファンタジーに巻き込まれた?!って喜ぶほどの余裕はない。


「「ルールも一緒に説明するね!」」


「「まず、君たちはある種の行動する度にフラグが回収される。ドアをあける→部屋に入る→机の上を調べる。これはまずドアを開けるってフラグを回収しないとできない事だよね?その行動に毎回リスクが生じる。フラグ=行動する度にヘイト値が溜まるヘイトは危険値と解釈して欲しいかな

同じドアを開けるでもその部屋によって数値はバラバラなんだ。そして、ヘイト値が100溜まるとどのフラグをしても強制即死となる、ヘイト値は毎日朝起きると同時にリセットされるよ」」


ここまでで質問は?と問われた

「ん、まずヘイト値は自分で見れるのか?」

「「無理だよ、ただキミ以外の誰かはヘイト値を見る能力を持ってるはずだよ」」


「「なんとなくは理解出来たかな??じゃあ次に能力の説明するね!ルールはやって行くうちに分かってくるとおもうよ!緊急事態警報(レスキューアラート)危険値視界(キルート)とについてだね!緊急事態警報はたまに、ドアを開けたら即死のトラップとかあたったりするんだけどそれを自分の身に起きる時だけ警報(アラート)が頭に響くようになってるんだ!便利だね!!危険値視界はヘイト値の数値は見れないけど、身体から色の付いた気のような状態で見ることが出来るんだよ。ヘイト値が0~30が青、31~50が緑、51~70が黄色71~90がオレンジ、91~100が赤って具合にね!」」


かなりややこしい気がする……


「「さて!説明は終わり!わかったかな?わかんなかったらそりゃ可哀想に」」


言葉と同時にまた暗転……

危険なことに巻き込まれたという認識はあってもまだ俺は理解が出来てなかった

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