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魔法チートのなれのはて  作者: ナベのフタ
幼少領主編
18/37

閑話 ???

 ― Side ??? ―

 あはははっ。

 とても面白いことになっているね。


「僕が送った彼はちゃんと役目を果たしてくれたみたいだね」


 水晶玉から地上の様子を覗いてみる。

 エンシェントドラゴンは彼が弱らせエルフの少女が止めを刺した。全ては僕のシナリオ通り。

 彼のおかげで大陸の半分が救われた。


「おや、これは予想外…」


 両腕と右目を失った彼の命は尽きようとしている。

 エルフの少女の回復魔法でも彼は助からないだろう。


「ふむ、君はイレギュラーな存在だからこれ以上の存在を認めるつもりはなかったのだけど…」


 彼にプレゼントした魔眼はとても強力なものだ。

 特に右目の【吸魔(きゅうま)の魔眼】は大陸を簡単に征服できる力を秘めている。世界を混乱させてしまう力だったが対エンシェントドラゴン戦に備えてあげたんだけど、彼は戦いの後に死の運命が待っていたから気にはしなかった。

 けれど今はその右目の魔眼は力を失っている。


「これなら生かしても問題ないな…」


 右目と両腕を失い、さらに魔力枯渇で二度と回復もしない。

 残ったのは【操魔の魔眼】。


「お礼にはもう一度転生を考えていたんだけど、そうか…君はまだその世界で生きる資格を有しているんだね」


 本来こちらからの干渉はあまりしてはいけないんだけど今回は特別に命を繋げてあげよう。


「【操魔の魔眼】はお礼に残してあげるよ。君の役目は終わったから残りの人生は好きに生きてくれて構わないよ」


 それじゃあね。

 魔眼持ちのエルフ好きくん。










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