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やはり世界は美しい

作者: 朝日 橋立
掲載日:2026/02/21

 ビバ世界! ビバ世界!

 やはり世界は美しい!

 世界万歳!


 さて、唐突に冷静になります。


 時に世界の美しさは判断の難しいものです。


 青空、アスファルト、人など世界はさまざまあって、だから美しい。

 私はこの様に思います。

 しかし、同時にこれを汚らしいと思う人がいるでしょう。


 これは至って簡単で、その人の感性によりけりです。

 私は否定されるべきだとは思いません。


 ですが、世界を美しいと考えてみてください。


 例えば、清澄な川の流れです。

 別に現実の川を考える必要はありません。

 頭の中に美しい川を思い浮かべるのです。

 透き通って、鮎なんかが泳いでるかもしれません。きっと川底には大小さまざまな丸石が見えます。降り注ぐ太陽に、水面が細かく輝きます。


 これを思い浮かべた瞬間、私はこの世界の美しさに息を飲みます。


 これは果たして世界なのか、そう思われるかもしれません。

 きっと世界だと言えるでしょう。


 想像の中の世界とは、現実に強く影響を受けます。

 今朝花を見たら、今夜の想像には花が出るかもしれません。

 幼少の頃見た絵本、これが今の妄想に浮かぶかもしれません。


 すると、想像とは現実があって生まれることになります。

 そして、現実とは想像があって生まれるものでもあります。


 先程美しい川を頭に思い浮かべました。

 現実の川を見ます。多少濁った川に、頭の景色を重ねます。

 現実は劣ってるかもしれません。だから、私たちはこれを美しいと思えるのです。


 頭の景色は理想的な美しさです。

 私たちは世界にこれを求めているのでしょう。

 でも、現実はよくこれを裏切ります。


 その裏切られた瞬間、私たちは美しいと感情を思うのです。

 完全なものよりも、不完全なものに美しいと思うのです。

 私たちはその瞬間、新たな完全を脳内に思い浮かべるのです。

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