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詩集:男性シンガー長いタイトル2

往生際の悪さをこんなときこそ褒めてやってちゃくれないか

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/02/05

 これも「強さ」?

 救済のない沈没船で

 寸足らずのライフジャケットを奪い合う

 (すが)れる物があるのなら

 (わら)でも今は有難い


 生存への期待値をあげて

 帰還へのフラグを立てろ

 時間稼ぎひとつを(おこた)って

 (つい)えた光もあるだろう


 往生(ぎわ)の悪さを

 こんなときこそ()めてやってちゃくれないか

 晴れ晴れとした(いさぎよ)い死に顔は

 まだ身につけていないんだ

 往生(ぎわ)の悪さを

 こんなときこそ()めてやっちゃくれないか

 命からがらで

 逃げのびることが叶ったあとでいいからさ



 仲裁のない天罰を受け

 ()しからずと見捨てられたって御愛嬌

 (うら)める(あだ)もないのなら

 なんともこれじゃやり場ない


 反撃への狼煙(のろし)をあげて

 あかんべでブラフをかけろ

 虚勢 張るのひとつに尻込(しりご)んで

 (ゆる)んだ火の手があったかも

 

 往生(ぎわ)の悪さを

 こんなときこそ()めてやってちゃくれないか

 おめおめとした見苦しい生き恥を

 まだ(さら)させて欲しいんだ

 往生(ぎわ)の悪さを

 こんなときこそ()めてやっちゃくれないか

 未練たらたらで

 死に(ぞこ)なったら化けて出てやるつもりだよ

(つよ)さ」というより「(したた)かさ」?



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
「寸足らずのライフジャケット」 ズッキュンきました!(#^.^#)
 それでこそ人間。  たとえ法の刃で切り裂かれ、娯楽の火に焼べられたとしても。  因みに私はそんな人間を癒し、法を鎮め、娯楽に水を差す者でありたいと願う者です。  残念ながらそれは秩序に否定されるのが…
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