99話目 カオスな戦場
「マリアー!どこにおるんやー!」
「この声は、ルーカス様
ルーカス様こっちでーす!」
「おった、おった」
「良かった、ルーカス様
ご無事だったのですね」
「マリアこそ、無事で良かったわ」
「ミアお嬢様の指示もあり無事です」
「ほかのみんなはどこに行ったんや?」
「アレンとアランは2人で行動」
「私とルーカス様で行動」
「ルイスとミアお嬢様で
行動するという形です」
「なるほどな……連携は取れるようには
しとるんか?」
「はい、この無線機を使って」
「さすがやな」
「全て、ミアお嬢様の提案です」
「そか、俺の自慢の妹やからな安心や
ところで、ひとつ聞きたいんやけど」
「はい、なんでしょう」
「なんで、燃えてるん?」
「えっと、燃やされました爆弾で」
「そやな……これ、ミルトネアの仕業か?」
「そうですね」
「なんか、まずいことになりそうやな」
「まずいことですか?」
「そや」
「あの、お聞きしてもいいですか?」
「ええけど、まずは敵を倒してからや」
「あら、沢山いたのですね」
「準備はええか?」
「はい、いつでも」
「ほな、暴れさせてもらうわ」
「久しぶりの戦闘ですね」
「俺!女!行く!女ー!」
「うるさい人ね、初めて会った人だけど
斬らせてもらうわ、静かになさい!」
「ぐえー!なんてね〜」
「嘘でしょ」
「反撃開始!」
「だったら、こうよ!」
「なんだ、もう諦めたのか?
丸腰で突進してくるなんてなぁ!」
「あら?丸腰かしら?」
「はぁ?何を言って
なっ!後ろからいや、どこから出した
そのでかい剣を!」
「ふふ、おりゃ!」
「化け物すぎる……」
「ベタな展開でも、油断しちゃダメよ」
「お前は、早い」
「俺は、騎士だからな」
「お前は、強い」
「そやな」
「よって、俺の獲物!」
「なんやねん、こいつ」
「待ってー!」
「調子狂うわ」
「大人しく捕まれ!」
「誰が捕まるかアホ!」
「お前の話し方……変!」
「うっさいねん!ボケ!」
「かっこよくない」
「え?」
「俺の方が、かっこいい」
「はぁ?あったまきたわ
もうええ、手加減もなんもせん」
「こい!」
「言われなくても行くわ!
まぁ、俺銃やから遠距離やけどな」
ドン!ドド!
「ぐはァ!剣を出す雰囲気だった」
「あはは、これが俺のノリや」
「なんだ、そのノリは!」
「何とか、倒せたな」
「それで、ルーカス様
まずいことってなんですか?」
「まず、ミルトネアが出てきたということは
広範囲でこの戦争のことが知られている
そして、ニコルツは絶対にミルトネアとは
協力しないはずや自分からな」
「ということは」
「この戦争の元凶は、ミルトネアに
なるかもしれへんな」
「なぜですか?」
「ニコルツは、自分たちから
戦争を始めたことがないんや」
「そうなんですね」
「きっと、ミルトネアが何かを企んでいる」
「それは、ルイスが狙いですか?」
「なんで、そう思うんや?」
「届いた手紙にルイスが自分のせいだと」
「いや、ちゃうな」
「じゃあ、何が?」
「シャルロット家とミルトネアのお偉いさんは
仲が悪いんや昔からな」
「でも、カーマインを狙う理由はないのでは」
「俺もそこまでは分からへん
けど、何かしらあったんやろな」
「カーマインもシャルロット家も
攻撃するために
ニコルツを使ったということですか」
「そういう奴らやからな」
「酷い」
「そやろ、やから俺らが止めるんや」
「そうですね」
「ほな、行こか」
「はい」
「僕が罠を仕掛けるから」
「わかった、俺が誘導する」
「あそこの木に仕掛けるから」
「了解、ならあいつを少し離しておくよ」
「とはいえ、どうやって引き離すかな〜
このまま、走ってても意味ないし
って、どっかに行っちまう!」
「あっちに〜、誰かいるね〜」
「と、とりあえずおい!お前!こっち向け」
「ん?なんだ〜?」
「えっと……なんにも考えてないや
どうしよう、ええい!なんでもいいや」
「なんにも用ないなら行くよ〜」
「お前の」
「ん?」
「お前の服変だな!」
「……」
「俺は、何を言ってるんだろうか
自分でも訳が分からない」
「……今」
「え?」
「今なんて言った!ゴラァ!」
「ひえ〜!なんか、怒らせちゃったー!」
「これは、俺のにぃちゃんが
作ってくれた服だぞー!」
「それは、ごめーん!」
「許さーん!」
「うわぁぁぁぁ!」
「よし、そろそろアレン戻ってくるかな?」
「おーい!」
「あ、戻ってきた戻ってきた」
「アーラーンー!やばいぞー!」
「え、何?」
ドドドドドド!ビュン!
「ア、アレン?何人連れてきてるの
まぁ、罠は成功したのかな」
「いでででで!なんで、俺が掛かってんだよ!
てか、お前ら何人来てんだよー!」
「待てー!」
「ボスの仇だー!」
「何が仇だ!ころしてねーよ!」
「止まれー!」
「うわー!来るなー!」
「この罠大量生産してもいいかな」
「却下だよー!」
「あ、アレン、ぶっ!」
「やばいやばいやばい!」
「ねぇ、アレン」
「なんだ」
「これ一体、何人連れてきてるの?」
「知らないよ!気づいたら増えた」
「なんで、戻ってきたの」
「道連れだよー!」
「やめてよー!」
「おらー!待ってやゴラァ!」
「ぎゃゃゃゃ!」
「アレン!アレン!痛い!
木の枝当たる!てか、当たってる!」
「ぎゃゃゃゃゃゃゃ!」
「聞いてよー!バカー!」




