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98話目 手遅れになる前に

ミルトネアによる

爆撃が起き

パニックになっている状態で

戦闘をしている私たち

炎はどんどん広がり

森を全焼する勢いだ

カーマインが得意とする

身を潜めながらの攻撃が

できなくなり

不利な状態になっている

あれから、どのくらい時間が経ったのだろうか

炎によって

明るさはあるが

いつまで経っても

消える気配がない


「ルイス、このままじゃ

相手の思う壷だぞ」

「そうだね」


今の状態では

私たちがどれだけ立ち向かっても

相手の手のひらで転がされているだけ

あの、一瞬で

あの、爆撃だけで

ここまで、ミルトネアが有利な

状況になるとは思わなかった

仕方ない

早いとこ、作戦を実行しよう


「リアム、作戦実行しよう」

「え?もう?」

「これ以上、状態が悪くなると

その作戦すらできなくなる」

「……」

「お前たち」

「団長!あの作戦実行してよろしいですか?」

「俺は、ダメだと思います」

「なぜ!」

「ルイス、この状況で出来ると思うか?」

「どういうことだ」


「今、この森が燃えている

炎の勢いは止まっていない

このままだと、どこまで広がるか分からない」

「そうだ、だから私は早く手を」

「じゃあ、どこにいる!」

「リ、リアムさん?」

「今は、ミルトネアが攻撃してきている

この状況で、ニコルツが

どこにいるのか分からないだろ」

「リアム落ち着かないか」

「団長もそう思いませんか!

俺たちの得意とする攻撃方法ができない

相手が圧倒的有利な状況」


「それは、そうだが

ルイスの意見も聞いてみてはどうだ?

何か、考えがあるんだろう」

「……確かに、リアムの言う通り

私たちには、不利な状況」

「ルイスも、わかってるならなぜ」

「でも、ニコルツの団長がどこにいるのかは

わかっているはずだよ後輩ちゃんが」

「え?後輩が」

「僕、見ました

ルイスさんに頼まれて

ずっと、ニコルツを追って」

「だから、いなかったのか」

「なかなか、言い出せなくてごめんなさい」

「……俺も、ごめん

取り乱しちまった」

「仕方ない、この状況なら誰でもそうなる

俺は、お前たちに任せようと思う」

「団長」

「リアム、そんな不安そうな顔をするな」


「リアム、後輩ちゃん

私の作戦を聞いてくれるかい?」

「おう」

「僕も、聞きます」

「ありがとう、まず、私たちはなるべく

隠れながら進む」

「どうやって?」

「この炎を使うんだよ」

「そんなことできるのか」

「一か八かの賭けになると思うけど

さっき、炎が少ないところを見つけておいた」

「でも、もう遅いだろ」

「だから、この防火服を使う」

「いつの間に」

「ちょっと、相手の持ち物で

あろうところから」

「ルイス、盗んだのか」

「借りただけだよ

ボロボロの状態で返すことになりそうだけど」

「じゃあ、貰おうぜ」

「リアムさんも、盗む気満々じゃないですか

僕も賛成ですが」

「後輩は、ノリがいいな」


「この防火服を着れば

多少炎の中に入っても平気なはず」

「だけどよ、どうやって行くんだよ」

「全部後輩ちゃんと共有してある」

「はい!しっかり伝授されてます」

「なんで、俺にはしてねぇんだ」

「会えなかったからね」

「そういうことかよ」

「団長の分もあるので」

「了解した」


これで、少しは有利になってくれれば

ただ、ニコルツの団長は

こちら側についてくれるだろうか

その可能性は、低いと私は考えているが

それに……ん?

今、ポッケの中で振動した

確か、ポッケには

あれだ、屋敷を出る前にご主人から貰った

今、振動したということは

まさか!う、嘘

攻撃されたのか

こっちに、ニコルツだってミルトネアだっているのに

いや、まだいたんだミルトネアの騎士が


「ん?どうした?ルイス」

「……」

「ルイスさん?」


どうするどうする

私は、どうしたらいい

屋敷に行きたい

でも、リアムや後輩ちゃんも守りたい

どっちにつく

あぁ、クソ!私が、分身出来れば


「ルイス」

「はっ、な、何?」

「行ってこい」

「え?」

「屋敷、大変なんだろ」

「なんで」

「その機械知らせてくれんだろ確か」

「……でも」

「俺たちなら、大丈夫だ

2人で団長を護衛する」

「そうですよ!僕だって、強いですもん」


「ルイス、俺は平気だ」

「団長」

「俺が、死んだところで

代わりはいくらでもいる

だが、その屋敷にいる人達の代わりはいない」

「いや、団長の代わりもいねぇすっよ」

「ははは、リアムありがとう」


「とにかくっ!俺たちは大丈夫だから」

「本当かい?」

「なんだよ、そんなに信用ねぇか?」

「いや、そういう訳じゃ」

「いつもの、ルイスらしくねぇぞ面白くない」

「面白くないって」

「早く行くんだ、手遅れになる前に」

「それに、大事な人がいるんでしょう?

ルイスさんにはすっごく大事な人が」

「おお、それなら尚更早く行け〜」

「わわ、ありがとう2人とも」


「元気な状態で会いましょう!」

「無茶しないでよ」

「それは、こっちのセリフだ!」

「走って行きましたね」

「ルイスは、いつも変なところで迷うからな」

「リアムさん、僕たちも」

「あぁ、行くか」

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