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96話目 新たな敵

最近やけに静かな気がする

ニコルツも襲ってくる様子はなかった

これで、平和に終わればいいのだが

何か、嫌な予感がする

嵐の前の静けさ

そんな言葉がぴったりな

状況な感じがしている

リアムたちとの作戦を変更して

数日が経っている

その日から静かだ

やはり、おかしい


いつか、大変なことになるんじゃ

……足音?走ってる大人数が

前からくる


「大変だー!」

「逃げろー!」

「団長にお伝えしなければ!」

「なんなんだよあれー!」

「爆弾よー!」


な、なんだ

みんなが逃げていく

爆弾、さっき爆弾って言わなかったか?

同じ方向からくる

てことは、あっちに!


煙が出ている

あそこの窓から見てみよう……

あ、な、なんだあれ

燃えてる、近くの森から

どんどんこっちに広がっている


確かに、カーマインの基地は

森の中にある

訓練しやすかったり

身を隠すために昔からだ

そのせいか、たまに自然発火が起こるが

これは、自然じゃない


「おい!ルイス!」

「あ、リアム」

「ルイスさん」

「後輩ちゃん」

「あれは、なんだ」

「自然発火することがあるって

聞いた事あるんですけどそれですか?」

「いや、違う

あれは、燃やされたんだ」

「燃やされただと」


しかし、ニコルツは

爆弾を所持していないと聞いた

いや、知らないだけで

作ったのかもしれない

私は、ニコルツについて

知らないことだらけだしな

それに……


「これは、どういう状況だ!」

「あ、団長」

「大変なんです」

「団長あれを見てください」

「なんだ、ルイス外に何か……あれは」

「燃やされました」

「あの時の音はこれだったのか」


団長は、音を聞いていたのか

私は、聞こえなかったということは

爆弾は小さいものか……

では、なぜここまで広がっている

それに、森を燃やす必要はあるのか

この基地ごと燃やすなら

近くですればいいもの

何が理由だ?

音を聞かれるのが嫌だからか?

いや、それなら爆弾は使わない

なら、煽りか?

それも違うか、今更煽っても意味が無い

なぜ、こんなことに


「あの、団長」

「なんだ?リアム」

「ひとつ聞いてもいいですか?」

「あぁ、いいぞ」

「ニコルツって爆弾は所持しないはずでは?

なぜ、爆発しているんですか?」


ナイス!リアム

いやいや、そんなこと思ってる場合じゃないが

今のは、ありがたいタイミングだ


「あれは、ニコルツの仕業じゃない」

「え?」

「ということは」

「ルイスの考えていることだ」

「そんな」

「えっと、どういうことですか?」

「いいか、後輩」

「はい」

「ニコルツの仕業じゃないということは

新たな騎士団が敵になったということだ」

「あ、嘘……そういうこと」


敵が増えた

ということは、被害が大きくなる

そして、戦争が長くなる

最悪だ……1番なって欲しくない

状況になりそうだ

そうだ、なぜ森を燃やしたのか

聞いてみよう


「あの、団長」

「なんだ?」

「なぜ、森を燃やしているのでしょうか

なぜ、小さい爆弾を使ったのに

広がっているのでしょうか」

「……ガソリンだ」

「ガソリンですか?」

「あぁ、先にガソリンを地面にかけたんだ

その後で爆弾を使った」

「そんなことができるのですね」

「そして、森を狙った理由は

逃げ道を塞ぐためだ」

「逃げ道ですか?」

「そうだ、俺たちは

ずっと、森の中で訓練等をしてきただろう」

「そうですね」

「その森が無くなればどうだ?」

「……はっ!的に丸見えになって

隠れることも出来ないです」

「そう、あいつらはそれを狙ったんだ」


ほんとに、作戦を決めている

いや、手慣れている感じがする

ずっと、使っている作戦なのだろう

戦闘狂しかいない騎士団なのか


「なんて言う騎士団なんですか?」

「このやり方をする騎士団は

ミルトネアしかいない」


なるほど、ミルトネアなら納得出来る

あそこは、凶暴な奴らしかいないからな

無表情で人を殺すやつもいれば

楽しそうに笑いながら殺すやつも

ゲーム感覚の奴もいる


「ミルトネアってそんなに

怖いところなんですか?」

「なんだ、リアム知らないのか」

「はい、初めて聞きました」

「てっきり知ってるかと思ったぞ

お前の友人がいるらしいからな」

「え?俺の友人がですか?」

「そうだ、確か……ルイーズと言っていたな」

「……ルイーズが」

「おや、何か悪いことでも言ってしまったか」

「あ、いや、ごめんなさい

ただ、ルイーズが最近亡くなりまして」

「それは、申し訳ない

知らなかったとはいえ」

「いえ、大丈夫です

おかげで、なぜ亡くなったのかも

わかりましたから」

「リアムさん……」

「後輩ちゃん、今は」

「あ、はい」


リアムの身体が震えている

それもそうだ、あんな奴らのところにいて

その上、亡くなっている

リアムの顔を見れば

ルイーズさんとどれだけ仲が良かったか

わかってしまうな

よし、今の状況を変えられないのなら


「リアム、やろう

ルイーズさんの仇を取ろう」

「……ルイス、そうだな

仇をとってこの戦争を終わらせる」

「僕も、仇は取れませんが

戦争を、終わらせます!」

「やはり、お前たちは頼りになるな」

「あ、そうだ団長

ちょっと、お話が」

「おお、なんだ?」


この時の私は、知らなかった

被害がここだけじゃないことを

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