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95話目 平和の日々が

「マリア様ー!」

「あら?どうしたの?」

「もう、10月だね」

「そうね」

「もうすぐハロウィンだぞ!」

「あら、何か仮装でもするのしから?」

「俺たち3人でお化けになるんだ!」

「僕たち、頑張って準備したんですよ〜」

「私も、可愛いお化けになるわ」

「あらあら、それは楽しみですね」

「それでね、こういうんだ!」

「3人で、言う?」

「せーので言いましょう」

「俺が、合図するぞ

せーの」

「トリックオアトリート!

お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞー!」

「そうね……今日は、

かぼちゃのケーキでも作りましょうか」

「僕、かぼちゃのケーキ大好きです!」

「ハロウィンと言えばかぼちゃだわ」

「俺も、ケーキなら食べれる」


「あ、でも、お化けさんじゃないわね」

「俺、着替えてくる!」

「あ、僕も」

「私も、行くわ」


「ふふふ、楽しそうで良かったわ

今の状況だから何が起きても仕方ないけど

少しでも、平和な今のうちに

笑ってて欲しいわ……

私1人では笑顔に出来ないから

ルイス、あなたならどうするのかしら?

きっと、すぐに笑顔にできるのでしょう

あなたは、なんでも出来るのだから

……早く来てちょうだい

あなたは、ここに必要な人よ

それに、私、ずっと心細いのよ」


「マリア様ー!」

「着替えて来ました」

「可愛いかしら?」

「あらあら、可愛らしいお化けが3人来たわ」

「よし、せーの」

「トリックオアトリート!

お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ!」

「わかったわ、今お菓子を」


ドーン!


「な、何?外からすごい音が

それに、何かが燃える匂い」

「わぁ!イタズラされた!」

「違うよ、アレン」

「見てちょうだい、あそこ、木が燃えてるわ」

「うそぉ……」

「アラン、早く窓閉めるわよ!」

「はい!」


「……神様はいないのね

どうして、今なのかしら

みんなで、楽しくお菓子を作るところなのよ

どうして?どうして、今なの?

あぁ、3人から笑顔が消えていくわ

私には、笑顔にさせる力が」

「マリア様!早く逃げましょう」

「はっ!ア、アラン

そうね、早く……どこに

どこに逃げればいいの?

今、爆弾か何かが落ちてきたのよ

逃げる場所なんて」

「みんな、聞いてちょうだい」

「どうしたんですか?お嬢様」

「私に、ひとつ作戦があるの

みんな、隠れましょう」

「何故ですか?俺たちが隠れたところで」

「ここを無人に見せるのよ」

「それで、何かできるんですか?」

「あ、わかりました!

ここを無人に見せて相手を

帰らせるってことですね」

「そういうことよ」

「なるほど、お嬢様頭いいですね!」

「ありがとう、アレン」


「そうと決まれば

マリア様!行くよ」

「マリア様?大丈夫ですか?」

「マリア、どうしたのよ」

「え、ええ、大丈夫よ

さぁ、行きましょう」

「こっちに来てちょうだい」

「ご主人様方がいなくて良かったですね」

「そうね、お父様に伝えに

行く時間無さそうだわ」


「……こんなにも、3人が頑張っているのに

私が、こんなんじゃダメよね

今、守れるのは私だけ

しっかりするのよ、マリア

子どもたちを守るの

私は、メイド長なのだからできるわ」


「ここに隠れましょう!」

「こんなところに、部屋があったのですね」

「ふふーん、私の隠れ家よ

もう、私だけのじゃないけどね」

「じゃあ、俺たちの隠れ家ですね」

「そうね」

「さすがです、ミアお嬢様」

「それにしても、外で足音がすごいしますね」

「私たちを探しているのよ」


「どのくらい経ったのでしょうか」

「マリア、時間って確認できるかしら?」

「はい、えっと、1時間くらい経ってますね」

「そろそろいいんじゃねぇか?」

「僕もそう思います

1時間も経ってますし」

「そうね、出てみましょうか」


「おお!すげぇ!諦めてる」

「ほんとに、お嬢様やご主人様が

狙いだったのですね」

「じゃあ、俺達も狙われたら

こうやって隠ればいいんだ」

「僕たちが狙われるようなことしたら

犯罪犯してるよ」

「あ、そうか……じゃあ、ダメか」


「ほんとに、いないのね

さすがだわ……いや、見間違いじゃないわね

いる、外に敵が

そう、バレて……いや、狙いが違う

ミアお嬢様、今、よろしいですか?」

「どうしたの?」

「敵の狙いは、ミアお嬢様ではありません」

「どういうことよ」

「この、屋敷ごと燃やすつもりです最初から」

「……そう、私の予測が外れたのね」

「どうしましょうか」


「この状況だから、いいわよね」

「……はい、ミア司令官」

「2人とも、いいかしら?」

「はい、なんですか?」

「真剣な顔してるな」

「何かあったんだよ」

「これから、戦闘体制に入るわ

敵の数はこれから増える

可能性もあることを踏まえ

確定はしないわ、けど多いのには変わらない

気を引き締めてちょうだい」

「戦闘体制……俺たちも

戦わないといけないんですか」

「そうね、私達も戦争に巻き込まれたから」

「わかりました、俺戦います」

「僕も、屋敷もお嬢様もご主人様も

みんな守ります」

「2人とも、頼もしいわ」


「ミアお嬢様、なるべく1人ではなく

私たちを頼ってくださいね」

「ありがとう、マリア

あなたも、1人で抱え込まないでちょうだいね」

「あら、バレてましたか?」

「バレバレよ」

「やはり、お嬢様には隠せませんね

私は、メイドなのでお嬢様の指示に従います」

「さすが、マリアね」

「お嬢様、敵が動き出しそうです」

「わかったわ、アレン」


「スゥ……相手は、この屋敷も壊すつもりよ

なら、こちらも手加減はなし」

「てことは、俺たちに」

「えぇ、戦闘そして、武器を使うことを

今ここで私の権限をもって許可するわ!」

「はい!」

「3人とも、いい返事よ

さぁ、こうしてられないわ

いい?何としても、守りきるのよ!」

「はい!」


「それじゃ、行くわよ

総員!戦闘開始!」


「ルイス、私達も戦闘をすることになったわ

でも、私は、絶対にあの頃の笑顔には

戻れないなんて言わないわ

戻せばいいのよ、みんなで

戦争を終わらせましょう」


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