89話目 宣戦布告
「な、なんだよこれ」
「これは、ただごとではないね」
「団長!団長いませんか!」
「後輩、大声を出すな」
「何故ですか」
「まだ、どこかに敵がいる可能性がある」
「確かに、それは危ないですね」
「今のことろいなそうだよ」
「よし、じゃあ早いとこ行こうぜ」
「どこに行く?」
「まずは、会議室に行こう」
「了解」
「わかりました!」
「ここには、いねぇか」
「会議室も荒れている」
「これは、酷いですね」
「資料も全て散らばっているな」
「ルイスさん、何してるんですか?」
「いや、何か取られたものがないか確かめてる」
「何故ですか?資料ならしまってあるはず」
「机の上を見てごらん」
「机の上ですか?」
「この状態は、会議中だったのだろう」
「……そういう事なんですね」
「で、どうなんだ?何かあったか?」
「これは、少しまずいことになりそうだね」
「なんだと」
「とにかく、団長を探そう」
「わかりました」
「でも、どこにいるんでしょう?」
「ここにいねぇなら、あそこだな」
「どこかあるのかい?」
「ついてこい」
「ここは、地下室」
「そうだ」
「ここに、地下室があったなんて」
「驚いたか?」
「はい」
私もびっくりした
でも、それは地下室があったことにではなく
この基地に詳しいリアムに驚いていた
最近できたのだろうか
私は、初めて知った
「ここ、昔からあるらしいぞ
もしかしたら、ルイスがいる時からあったのかもな」
「そうなんだね」
なぜ、知っている!?
私は、初めて知った
色々、変わっているのは知ったが
こんな地下室があるなんて
しかも、私が現役の時から
いや、この基地怖いわ
「入るぞ!」
ギギ、ガチャン!!
「誰だ」
「団長!」
「おお、リアムか」
「私たちもいますよ」
「ルイスに後輩もいるのか
よく無事に戻ってきたな」
「団長これは、どういう状況ですか?」
「リアム大変なことになった
あいつら次は、本気で殺しにくる」
「どういう」
「やはり、そうですか」
「ルイス、何か知っているのか」
「先程、会議室に入ったのですが
作戦会議で使ったであろう資料などが
持ち出されていました」
「そうか」
「団長、これはあれでよろしいですか?」
「あぁ、構わない頼めるか?ルイス」
「承知しました」
「え?なになに?」
「どういうことですか?」
「2人とも、協力してくれないかい?」
「協力は、喜んでするぞ」
「でも、その前に教えてください」
「これから、本気の戦争が始まる
これは、敵からの宣戦布告だ」
「宣戦布告だと」
「みんな!聞いてくれ!
これから、私たちも厳重体制に入る
戦闘は、私、リアム、後輩を先頭に行なう!
意見があるものはいるか!」
「ありません!」
「よし、最後まで気を抜くな!」
「はい!」
「戻ってきたな、昔のルイス」
「あれが、現役の時の」
「すごい迫力ですね」
「団長候補の1人だったしな」
「そうなんですね
やっぱりルイスは、すごい」
「おお、仲良くなったのかいいことだ 」
「リアム!後輩!作戦会議するよ」
「待ってくれよ!」
「僕も行きます」
「あいつは、何を求めているのだ
互いの大事な兵士を傷つけないと
約束したじゃないか
なのに、なぜ宣戦布告をしてきたのだ」




