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83話目 団長からのプレゼント

昨日は、大変だった

私は、もう迷いたくない

部屋と外の行き来だけしていたい

そう思っていたが

まさかの、団長から呼び出しを食らった……

これが、リアムさんだったら

部屋に来てもらおうかと思ったが

団長からの呼び出しでそんなことはできない

はぁ……行くしかないか


よし、行こうと思い

ドアを開けた私の目の前に現れたのは

ドアだった


「なんだよこれ!」

思わず声が出てしまった

1人部屋でツッコんだ

返事は当然帰ってこないので

私は、目の前のドアを開けた

すると、またドアがでてきた

なにこれ?

内心そう思っていた


それから、私はずっとドアを開け続けた

開けても開けても出てくるドア

そろそろ、コールだろうか

そんな期待を胸に私はドアを開けた

すると、ドアがでてきた

……マトリョシカか!

それに、1個1個デザイン変えてるし

どこにオシャレさ求めてんの?

いやいや、そんなこと考えてる場合じゃない

急がなければ

このドア地獄がいつ終わるのかも分からない

早くしないと、日が暮れてしまう


私は、それからもドアを開け続けた

無心でずっと

どのくらい開けたのか知らないが

ちょくちょく、謎解きが

入ってくるのはなんなん?

また、来たし

えっと、パンはパンでも食べられないパンは?

そんなの簡単、フライパンだよ

ブブー!

うおっ!びっくりした

え?違うの?

えーと、じゃあパンツ!

ブブー

パンフレット!

ブブー

シャンパン!

ブブー


……そろそろ、うざくなってきた

よし、こうなったら


「早く開けてよ、そうじゃないと壊すよ」


これで、どうだ?

……ん?文字がでてきた

か、び、ぱ、ん?

カビパン?

ピンポーン!

あ、開いた

カビパン?カビパン

なんじゃそりゃ!


あともう少しで、ゴール!

できたー!


「お!待ってたぞルイス」

「……団長」

「なんだ?」

「あれは、なんですか!」

「あはは、面白かったか?」

「はぁ?」

「お前を、笑わせようと魔法でしくんだんだ」


いや、改造だろ

この世界魔法使えねぇし


「で、団長ご要件は?」

「お前に、プレゼントがある

これを、来てみてくないか?」

「なんですか?」

「あっちに置いてある」


「こ、これは」

「いいじゃないか!騎士には大切な防具だ!」

「団長」

「なんだ?」

「これ、重いです……」

「そりゃそうだ、純金だからな」


じゅじゅ、純金!?

こんなに高価なもの身につけて

戦闘できない

高確率ですぐ破損する


「こんなに高価なもの受け取れないです」

「大丈夫だ」

「いやいや、これをつけて戦闘だなんて」

「ん?何を言っているんだ?」

「え?」

「いや、それ戦闘用じゃないぞ」

「え、じゃあ何用で?」

「インテリアだ、お前の部屋寂しいだろ

家具少ないし」

「……そういう事ですか」

「まぁ、大切にしてくれよ」

「わかりました」


なんじゃそりゃー!

私の心配を返してくれよ

まぁ、インテリアなら

壊れないし

汚れないからいいか


「団長、ありがとうございます」

「いいってことよ」

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