81話目 既視感
「襲撃だー!」
とうとう、本格的に
戦争が始まってしまった
今は、隣の国と戦っている
私たちの最終的な目的は
このまま、被害を拡大させずに
戦争を終わらせること
「リアムさんいけかい?」
「準備は出来てる」
「私達も行こうか」
「そうだね」
「2時の方向から敵が来るぞ!」
「やばいぞ!挟み撃ちにされる」
「ル、ルイスさん」
私たちが戦場に行った時には
酷い状態だった
死人は出ていないが
相手の方が有利な状況だった
元騎士団とはいえ
長らく戦闘をしていなかった私は
固まってしまっていた
その時、私の方にリアムが手を置いた
「ルイスさん!行きましょう!」
そう言うリアムの顔は
何故か、やる気に満ちているというか
ちょっと、恐怖を覚えた
「どんどんかかってこーい!」
「俺に、挟み撃ちは効かないぞ!」
そう言って敵陣へ走っていった
リアムは、敵を倒しまくっていた
現役の騎士はすごい
いや、ミ今は見とれてる場合じゃない
私も戦わなければ
「それにしても、数が多い
そっちは、大丈夫かい?」
「問題ないよ!ルイス」
「なら良かった」
戦闘が後半になるにつれて
リアムの動きは大きくなっていく
傷を負っているのに
なぜ、あんなに動けるんだ
今まで、傷を負って動ける
激しく動ける騎士は見たことない
ほんとに、不思議な人だ
それに……なんだか既視感がある
なぜだ、初めてあったはずなのに
この人なら、大丈夫だと思える
その反面危ない時が来る予感がする
……理由が分からない
このモヤモヤの原因が分からない
「ルイス!危ない!」
「え?」
キンっ!
「大丈夫?」
「うん、ありがとう」
「どうしたの?」
「え、ううん、なんでもない」
「りょうかーい」
……あの時の顔、言い方
わかった気がする
このモヤモヤ
既視感
きっと、お嬢様だ
以前、ルーカス様にお嬢様が
なぜ、あんな風になったのか聞いた時
ルーカス様の親友の影響と言っていた
どんなに怪我をしても
みんなが嫌がるようなことでも
楽しそうに率先して前に出ていた
まぁ、その部分はちょっと違うか
でも、味方が危なかったら
すぐ、助けに来る
危ないことをすぐやる
その部分は、似ている
きっと、お嬢様は
ルーカス様とリアムのいい所を
それぞれ取ったんだ
だから、リアムといると安心出来る
一緒なら大丈夫だと思える
やっと、モヤモヤが消えた
そして、戦闘も終わってた
私、何もしてない
考え過ぎた
おまけ
【リアムから見たルイスの様子】
「え?俺から見たルイスの様子?
なんか、今日の戦闘の時
悩んでんなぁって思った
なんか、守らないと行けない人だなって思った
でも、実力はある人なのはわかった」




