表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/114

79話目 兄ちゃんに話してみ?

「何かあったんか?」

「うぅ、お兄様グスッ

私、私何んもでぎにゃいのに

どうにがごうにがぁ」

「おおお、わ、分からなんがわかったから

泣いてちゃなんも分からへんから」

「わがっでないー!」

「と、とにかく涙拭いて

落ち着いてから話ぃや」

「うん」


「落ち着いた?」

「うん 」

「何があったんや?」

「私ね、ルイスをね、守りたいから

なんでも出来るようにね、なろうとしたの」

「うんうん」

「それでね、色々頑張ったんだけど

全部だめだったの」

「そっか」

「私ってなんにもできないのね

アレン達にも心配かけちゃうわ

マリアにも迷惑かけちゃうの」

「……ミア」

「何?」

「誰もそんなこと思ってないと俺は思うんや」

「そんなの、分からないじゃない」

「確かに、事実は分からへん」

「ほら!分からないじゃん!」

「だ、だとしてもな」

「いつも、そうだよ!みんな

分からないのに言うの!

お父様も!ルイスだって!

お兄ちゃんもそうなんでしょ!」

「待て待て、待つんや」

「何よ」

「これだけは、わかるんや

みんな、ミアのことが大好きなことは 」

「本当?」

「本当や、ミア達を見てればわかるんや

表情に出てるからな」

「……」

「兄ちゃんが嘘ついたことあるか?」

「ない、お兄ちゃんの言うこと

はいつも当たってる」

「そうや、それにしても」

「どうしたの?」

「久しぶりに呼んでくれたなぁ

お兄ちゃんって」

「あ、確かにそうね」

「昔は、あんなにお兄ちゃんお兄ちゃんって

駆け寄ってくれてたのに」

「……私だって成長するのよ

それに、お兄ちゃんって

呼ぶとお父様に怒られるから 」

「家では、良かったんやで」

「そんなの、聞いてないわ」

「そういえば、言ってなかったな」

「もう!」

「ははは!とにかく

ミアにはできることがあるやろ」

「何ができるのよ」

「戦略が得意やろ」

「それが、どうやって役に立つのよ」

「必ず来るんや

ミアの、戦略を考える力が」

「不安よ」

「大丈夫や、やったことあるやろ?司令官」

「でも、数回よ」

「経験してるんやから大丈夫や

それに、ミアだけやないマリアも

アレンもアランもおるやろ」

「でも、アレンとアランは年下よ」

「大丈夫や、あの二人なら」

「……」

「それに、ミアがおらんと

俺たちなんも出来へん」

「え?」

「司令官がおらんと敵がどこから来るか

分からへんからな」

「そうなのね」

「せやから、頼むで司令官」

「私は、妹よ」

「せやったな、じゃあ、兄ちゃんの願いを

聞いてはくれへんか?」

「わかったわ、お兄ちゃんには

今まで、助けてもらったものね

今度は、私が助ける番よ」

「おお、頼りがいがあるな」

「ふふーん、これでも、貴族の娘よ」

「さっすがやな」

「だけど、お兄ちゃんも手抜いちゃダメよ」

「せやな」

「でも、まずは、今日のリベンジね!」

「お、頑張れや」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ