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58話目みんなのお願い事

カッコのない文はルイスの心の声です

1話1話短編です

隙間時間にもオススメです

「みんなー、今日は七夕よ」

「マリア様、七夕ってなんだ?」

「アレン、知らないの?」

「わかんねぇ」

「僕も知らないです」

「七夕はね、短冊にお願い事を書いて

飾るとその願い事が叶うんだよ」

「え!何それ!すげぇいいじゃん」

「どんなお願い事でもいいんですか?」

「そうよ」

「あ!ルイス様ー!七夕って知ってますか?」

「知ってるけど」

「今日七夕らしいですよ」

「あれ?もうそんな時期か」

「ふふふ、昔よく願い事してたね」

「懐かしいな」

「いいなぁ、俺もやりたい!」

「僕も!」

「じゃあ、みんなでやろう」

「私もやりたいわ」

「お嬢様!いいところに」

「私、用意するわね」


「マリア様、これでどうするの?」

「この紙に願い事を書いて」

「わかった!」

「僕は、何にしようかな」

「私は、もう決まってるわ」

「お嬢様、早いですね」

「マリア様は、決まってるの?」

「私は、どうしようかな」

「アラン、もう書けたのかい?」

「はい!ルイス様はどうですか?」

「私も書けたよ」


「早く、飾りましょう!」

「ミアお嬢様、落ち着いください」

「アランは、どんな願い事にしたんだ?」

「僕は、ずっと、このままみんなと一緒に

いたいって書いたよ」

「いい願い事だな」

「アレンは?」

「俺は、なんでもいいだろ」

「なんでよ、僕に聞いたんだから見せてよ!」

「いや、その」

「えい!」

「うわっ!」

「えっと、アランとこれからも暮らしたい 」

「だから、見せたくなかったんだよ」

「アレン、僕嬉しいよ!」

「なら、良かった」

「あ、お嬢様はどんなお願い事

書いたのですか?」

「私は、ルイスとずっとずっと

恋人同士でいれますようにって書いたわ」

「わぁぁ!めっちゃいいじゃないですか!」

「僕もそう思います!」


「ふふふ、3人とも楽しそうね

ところで、ルイスはなんて書いたの?」

「え?えっと」

「なんで、そんな慌ててるの?

また、変なこと書いて」

「いや、変なことは書いてないよ」

「どれどれ?みんなの夢が叶いますように

ルイス、自分の願いは?」

「私は、別にみんなのことが大切だし」

「ちゃんと、自分の願い事も

書いた方がいいと思うよ」

「マリアは、ちゃんと書いてるんだな

恋人が欲しいって」

「だって、できたことないもん」

「そうだな」


「マリア様たちのお願い事もいいな!」

「ルイス様、僕たちのこと

ほんとに大好きなんですね」

「アラン、そういうのは

こっそり言うものだよ」

「はーい」

「マリア様、これは、このまま飾るの?」

「今日の夜に片付けるよ」

「そうなんだな」


おまけ

【こっそりと】

大丈夫、誰もいないよし

2つ願い事を書いていいか分からないけど

これで、よし


「今、ルイスが……あ、もしかして

ふふ、ちゃんとあるじゃない自分の願い」


何があってもお嬢様と離れても

再会して、そして、いつかは結婚したい

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