50話目 お酒と夜景
「ねぇ、ルイス」
「どうした?」
「今から、一緒にお酒飲まない?」
「いいね」
「やった!それじゃあ、どこに行こう」
「そうだなぁ、あ、あそこはどう?」
「どこどこ?」
「ここだよ」
「わぁぁ、いいじゃんルイス天才」
「いつか、ここで飲んでみたいと
思ってたんだ」
「私も!椅子もテーブルもあるし
窓も大きいし」
「ここら、見る夜景は綺麗だからね」
「ルイスってこういうところ見つけるの
上手だよね」
「そう?」
「うん」
「私は、ただお酒が美味しく飲めそうな
場所を探してただけだよ」
「ルイスは、お酒が大好きだよね」
「うん」
「飲もっか」
「そうだね」
「マリアって結構お酒強い?」
「どうなんだろう、強いのかな」
「自分でわかってないんだ」
「あまり考えて飲んでないからね」
「飲み会とか行ってた?」
「行ってた行ってた
先輩に連れられて」
「あぁ、先輩か」
「ルイスもわかるの?」
「私も、よく連れってもらったから」
「あの人、絶対後輩と一緒に行くよね」
「うん」
「あれ?酔ってきた?」
「全然」
「ふふふ、やっぱり強いね」
「私は、飲む方だからね」
「ねぇ、あの時のこと覚えてる?」
「あの時?」
「ほら、みんな潰れてるのにルイスだけ
ずっとお酒飲んでた時」
「あぁ、あの時か」
「そうそう、その時のみんなの
顔すごく面白かった」
「覚えてないや」
「ルイスは、お酒しか見えてなかったもんね」
「美味い酒を見つけたから」
「目キラキラしたもん」
「そんなに?」
「うん」
「ああ!ルイス様たちこっそり
楽しそうなことしてる!」
「え?」
「あら、アレン」
「マリア様〜俺達も混ぜてください」
「どうする、ルイス」
「いいけど、私たちお酒しか
持ってきてないよ」
「大丈夫です!アランが持ってきてるから」
「準備がいい」
「ルイス様を見習いました!」
「出来れば、別のところで見習って」
「え?なんでですか?」
「うーんまぁ」
「なんでもよ、ね、ルイス」
「うん」
「私も混ざりたいわ!」
「うわ!お嬢様」
「ミアお嬢様もいらっしゃい」
「私のお飲み物はあるのかしら?」
「はい!アランが持ってますよ」
「ありがとう」
「マリア様マリア様、俺こんなこと
できるようになったんですよ」
「すごいね」
「僕も!」
「2人とも頑張ってるね」
「お嬢様、今度ここで
夜のティータイムしませんか?」
「いいわね!」
「月が綺麗ですね」
「そうね」
「このまま、ずっとこの景色を
一緒に見れたらいいのに……」
「ふふふ、やっぱりお互いの気持ち
気づかないね鈍感な2人だからかな?
それとも、気づいているのに言えないとか?」
「マリア様、何をニヤニヤしてるの?」
「何か、ありましたか?」
「ううん、なんでもないわ」




