28話目 ルーカスの喋り方
カッコのない文はルイスの心の声です
1話1話短編です
隙間時間にもおすすめです
私は、気になっていることがある
それは、ルーカス様の話し方だ
あの話し方をするのはルーカス様だけ
何か理由でも、あるのか
「ルイスやん、何をそんな真剣に
考えとるん?」
「あ、ルーカス様」
「なんや」
「えっと、ルーカス様のことで
気になることが」
「なんや、はっきりせんなぁ」
「そのぉ」
これは、直接聞いていいものだろうか
それともダメなのだろうか
何か理由があるのはわかっているが
「あ、わかったわルイスあんた
俺がなんでこんなに輝いているかを
知りたいんやな」
「いや、違います」
「即答やないか」
「それは、即答できます」
「悲しいなぁ」
「私は、真剣に考えているのです」
「……わかっとるよ」
「え?」
「俺の話し方が気になるんやろ」
「何故それを」
「よく言われるんや変やって」
「私は、変とは」
「ははは、わかっとるわかっとる
大丈夫やルイスがそんなこと
言うやつやないことわかっとるよ」
「良かったです」
「この話し方は癖なんや」
「癖なんですか?」
「そうや、いつからこうなったかは
覚えとらん」
「気づいたら?」
「いや、誰かの影響や」
「誰かですか」
「それが、誰なのかも覚えとらんけどな」
「そうなんですね」
「俺は、この話し方好きやけど
やっぱり変なんやな」
「私は、そんなことないと思いますよ」
「そうか?」
「はい、私の周りにも色んな話し方の人や
一人称も人それぞれでした
でも、みんな受け入れて
仲間外れはなかったです
もしかしたら、人によるのかもですけど
って、ごめんなさい執事の私がこんな」
「いや、ええんやありがうな
おかげで、なんか気持ちがスッキリしたわ
悩んでいることがバカバカしく思えてきたわ」
「悩みすぎるのもダメですね」
「そうやな」
この会話で少し
ルーカス様との距離が近くなったと感じた
「せやから、あんたも隠さんでええよ」
「何をですか?」
「ミアのこと好きなんやろ」
「そうですね、お嬢様のことは好きですよ」
「それは、どっちの意味で言っとるんや?」
「どっちとは?」
「本気で好きなんやろ」
「……いや、そんなことは
だって、お嬢様と執事の関係ですから」
「ほら、ちょっと動揺しとるやん」
「してません!」
「しとるしとる〜」
「……バレてましたか?」
「バレバレや」
「恥ずかしいです」
「そんなに恥ずかしがらんでええやろ
変なことやないし」
「でも」
「さっき言っとたやん人それぞれだって」
「それは、そうですけど」
「ほな、ひとつええこと教えたる」
「なんですか?」
「ミアにちゃんとアピールすれば
成功するかもしれへんぞ」
「え?そんなこと」
「まぁ、信じるかはあんた次第や
でも、俺はミアの兄だからなわかるんや」
「2人とも、ティータイムしましょう」
「ええな、今行くわ」
……アピールすれば成功する
でも、関係もそれに私は……
「なんやどうした?置いてくぞ」
「あ、待ってくださーい!」




