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2話目 お嬢様は逃げ上手?

カッコがない文はルイスの心の声です

1話1話短編です

隙間時間にもおすすめです

今日も、私はお嬢様を探している

これから、ピアノのお稽古だと言うのに

お嬢様はピアノが嫌いなわけじゃない

ただ単に、今日は休みたい気分なのだろう

ですが、今日という今日は許しません

必ず見つけ出す


さて、お嬢様はどこにいるのか

まずは、お嬢様と同じ思想になってみましょう

同じ考えになれば

……私の部屋のクローゼットですね


はぁ、なんで、何でですかね

今でも、不思議に思いますよ

この方が、お嬢様だということを

だって、ほんとにいたよこの人

ほんとに私の部屋にいたよ

ちゃんと、クローゼットの中だし

開けたらすぐわかるからそこ


「何してるんですか?お嬢様」

「な、何ってかくれんぼよ」


すぐに見つかってるけどな

お嬢様が隠れてから10分も経ってないよ


「さぁ、お嬢様ピアノのお稽古の時間です」

「嫌よ」

「早く出てきてください」

「……」

「早く準備してください」

「今日は、そんな気分じゃないのよ

ねぇ、ルイスお願い」

「……」

「ね?」

「お嬢様」

「何かしら?」

「今日という今日は、許しませんよ!

さぁ!早く出て準備してください!」

「嫌ったら嫌よ!」

「何回休めば気が済むんですか!」

「何回ってまだ、3回でしょ?」

「8回ですよ!今日で9回目!

そろそろ、怒られます!私が!」

「まだ、大丈夫よ!10回いってないもの

だから、引っ張らないで!」

「早く出てきてください!

私のクローゼットが壊れます!」

「うわ!」


はぁ、はぁ

な、何をやっているんだ私は

とにかくお嬢様を引っ張り出せたから

次は、ピアノのところまで


「お嬢様もう諦めてください

行きますよ」


あれ?お嬢様が

何か落ちてる……紙?


今日は、お休みしたいのよ!

ピアノしたって何の役にも立たないでしょ

それに!ルイス乱暴すぎるわ

この変態!


……誰が変態ですか!お嬢様!


「きゃー!」

「はい、行きますよ 」

「むー!」

「ほっぺ膨らましても無駄ですよ

もう、諦めてください」

「ピアノなんて何の役にも立たないわよ!」

「それでも、ご主人がお決めになられた

ことですから」

「お父様は、関係ないわよ」

「関係あります。それに」

「何よ」

「私は、ピアノを弾いているお嬢様の姿

見るの好きです」

「な、何よそんなこと言って」

「おや?照れてますか?」

「う、うるさいわよ 」


今日は、何とかピアノのお稽古を無事に

受けてくださった

けど、また次の日から

お嬢様との私の鬼ごっこは再開した

いつまで、続くのでしょう

【おまけ】

【ピアノの稽古中の2人】

ミアの場合

「うぅ、やっぱり難しいわ」

「はい、ミアさんいい感じですよ」

「は、はい先生」

いい感じって言われても分からないよぉ


ルイスの場合

やはりピアノを引いているお嬢様は可愛らしい

あの困り顔も可愛い

お嬢様は、やはり最高

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