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15話目 お嬢様によるお手伝い

カッコがない文はルイスの心の声です

1話1話短編です

隙間時間にもおすすめです

「ルイス!何か手伝うことあるかしら?」

「どうされたのですか?急に」

「何か、役に立てることないかしら? 」

「そうですねぇ、今は特にないですね」

「えぇ〜」


そ、そんな悲しいそうな顔をされたら

何か、何かあっただろうか

あ!これだ


「一つだけありました」

「何かしら!」

「この箱を食堂に置いてきてください」

「わかったわ!」


嬉しいそうに走っていった

それにしても、お嬢様が私たちの手伝いなんて珍しい


「ルイス!置いてきたわ」

「ありがとうございます」

「じゃあ、これにスタンプ押してちょうだい」

「スタンプですか?」

「えぇ」

「あいにく今持っておりません」

「ならこのスタンプを押してちょうだい」

「かしこまりました」

「ありがとう!」


あのスタンプカードはどうされたのでしょう

手作りでしょうか

また、何か遊びが増えたのでしょうかね


「ねぇねぇ、マリア」

「はい、なんでしょう」

「何か手伝えることないかしら?」

「お手伝いですか?」

「そう!」

「そうですね……あ、でしたら

この本をルイスに渡して来てくれませんか?」

「いいわよ!」

「ありがとうございます」


「マリア様あの本なんですか?」

「あれは、ルイスが置きっぱにしてた本ね」

「どんな内容なの?」

「うーん、難しいから聞いても分からないかも」

「俺難しい話はいいやぁ」

「僕は、気になるけど」

「ふふふ、今は時間が無いから

今度教えてあげる」

「ほんとですか!ありがとうございます」



「ルイスー」

「どうしました?」

「マリアからこの本を渡してって」

「あぁ、そういえば置きっぱだったの

忘れておりました。ありがとうございます」

「いいのよ」


危ない危ない

この本の内容がバレるところだった

マリアには後でお礼を言っとこう

てか、お嬢様マリアの手伝いもしておられる

あのスタンプカードが関係してるのだろうけど


「届けてきたわ」

「ありがとうございます」

「このスタンプカードにスタンプ押してちょうだい」

「スタンプカードですか?」

「そう」

「自分でお作りに?」

「そうだよ」

「すごいですね、それでは私の1番お気に入りの

スタンプを押しますね」

「ありがとう!」


それから、お嬢様は毎日お手伝いをしていた

私のところにもマリアのところにも毎日来た


「お父様!全部溜まったわ」

「お、そうかそうかよく頑張ったな

それじゃご褒美に好きな物買ってやるぞ」

「やったー!じゃあ、ルイスたちとお揃いの

クッションを買って欲しいわ」

「わかった、明後日買いに行こう」


後日、私の元にクッションが届きました

しかも、お嬢様とお揃いの

すごく嬉しいです

おまけ

【本の内容】

「ちなみに、本の内容はルイスの日記ね

ミアお嬢様との思い出が沢山書いてあるよ」

「ちょっ!マリア何を言って」

「いいじゃない、誰もいないんだし」

「そういう問題じゃ……」

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