表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/90

13話目 マリアによる料理教室

カッコがない文はルイスの心の声です

1話1話短編です

隙間時間にもおすすめです

シャルロット家の一人娘

お嬢様は、ピアノもできて

お裁縫もでき

剣を扱うことができ

なんでも出来る完璧なお嬢様……ではなく

お天馬で

いつも危険なことをして

イタズラ好きな子

私は、そんなお嬢様でいいと思っていますが

ただ、一つだけどうにかしないといけないこと

それは、料理が壊滅的だということだ


「てことで、マリアどうにかして」

「確かにお嬢様の料理は食べれたものじゃない

よし、料理教室を開こう」


こうして、お嬢様のために

マリアによる料理教室が始まった


「ミアお嬢様、おはようございます」

「おはようマリア」

「これから、料理をしましょう」

「どうしたの?急に」

「ミアお嬢様にもっと料理の楽しさを

知って頂きたいなと」

「それなら知ってるわよ」

「料理がお上手なミアお嬢様を

もっとお上手なミアお嬢様にしたいのです

料理をされているミアお嬢様の姿を見るの好きなので」

「そういうことならやるわ!」


私にはわかる

あの言葉は嘘だ

同期だからよくわかる

マリアは、人をその気にさせるのが上手い

だから、よくアランとアレンの

相手をさせている

よくもまぁ、あんな嘘がスラスラと出ることだ


「あら、料理をしているミアお嬢様の姿が

好きなのは本当よルイス」

「おや?声に出てたかな」

「あなたの顔を見ればわかるの」


マリアには、敵わないな


「マリア!マリア!次はどうすればいいの?」

「次は、塩を少し入れてみましょう」

「わかったわ!よいしょ」

「ミ、ミアお嬢様!それは入れすぎです」

「あら、そうなの?」

「ひと袋全部は入れすぎですよ

このくらいで大丈夫です」

「結構少なくていいのね」

「では、次はオリーブオイルを少し入れてください」

「はーい」

「あぁ、私がストップって言いますね」

「え?わ、わかったわ」

「はいストップです。では、混ぜてください」

「せーの!」

「強すぎです!全部こぼれちゃいますよ」

「強く切るように混ぜた方がいいのよ」

「それは、お菓子作りのときです」

「そうだったわね」

「ふふふ……」

「こ、これでサラダの完成です

次は、カレーに入れる野菜を切りましょう」

「切るのは得意なの!」

「なら、良かったです」

「こうして、こう!」

「!?ミ、ミアお嬢様これは……」

「え?人参よ」

「そうですか」


あれは、見事に粉々になってるな

マリアは一体何を作っているんだ

まぁ、何となく想像はできるけど

ほんとに、できるのか


「ほ、ほんとにこれでカレーができるのかな」

「マリア!全部切れたわ」

「では、火をつけましょう」

「はーい!」


次回 火の取り扱いにはご注意を!

おまけ

【ひと休み】

「ふぅ、疲れたぁ」

「お疲れ様、すごいよなお嬢様の料理」

「まさか、あそこまでとは」

「マリアは、見たこと無かったもんね」

「そうなの、あんなに料理ができないなんて」

「ははは」

「次の料理は絶対成功させたい……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ