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114/114

114話目 ミア、これはペガサスかい?

僕は、今リアムと待ち合わせをしている

明日ミアと新居に引っ越す

忙しくなる前に

今日、後輩ちゃんのカフェに行こうと約束した

久しぶりに会うな

あの時から6年も会っていないのか

リアムは、騎士を続けているのだろうか

どんな人になっただろうか

会うのが楽しみだ

楽しみすぎて少し早くついてしまった

まぁ、のんびり待つとするか


さて、そろそろ来るかな


「おーい!ルイスー」

「お、リアムこっちー!」

「久しぶりだな」

「そうだね……てか、変わったね」

「そうか?」

「かっこよくなった」

「ありがとな」

「じゃあ、行こっか」


「ルイスは、騎士やめたんだな」

「うん」

「執事やってるのか」

「ううん、今はご主人が経営している

レストランで働かせて貰ってるよ」

「屋敷には、行ってるのか」

「まだ、出てないよ」

「あれ?明日か」

「そうだよ」

「そっかそっか」

「でも、何回でも行くと思う」

「ルイスなら行きそうだな」

「リアムは、騎士続けてるの?」

「おう!俺、団長候補に入ったんだぜ」

「すごいじゃん!」

「なれるといいが」

「なれるよ、リアムなら」

「ありがとな」


「ルイス!ここだ!」

「すごい、オシャレ」

「あいつ、こんなセンス持ってたのか」


後輩ちゃんに聞いた住所に行くと

そこには、コテージ風のカフェがあった

木で作られた茶色統一の外見

カフェの看板には

「トワイライト」と書かれていた

カフェの名前までオシャレなのか

だが、なぜ夕暮れという意味の

トワイライトにしたのか

後で、聞いてみよう


「ルイス、早く入ろうぜ」

「そうだね」


カランカランカラン

「いらっしゃい、あ!」

「久しぶり、後輩ちゃん……え?」

「ルイスさんに、リアムさん!

お久しぶりです」

「中もオシャレだな」

「ちょっと、後輩ちゃんの顔」

「まぁ、後で聞け」

「えぇ……すごい気になるんだけど」

「どうぞ、こちらへ」

「ありがとな」


「まさか、本当に来て下さるとは」

「なんだ?俺たちのこと

信用してなかったのか」

「いえいえ、そういう訳では無いですよ」

「来るまでに6年も経っちゃったからね」

「それで、どうだ?後輩客は来てるのか?」

「はい、たくさん

それにしても、リアムさん変わりましたね」

「俺そんなに変わったか?

ルイスにも言われたぞ」

「はい、かっこよくなりました?」

「おいおい、そんなに褒めても何も出ねぇぞ」

「いえ、出さなくていいです」

「おい、即答かよ」

「僕が出すほうなので」

「あ、そういう事か」


やばい、気になりすぎて

話が入ってこない

もう、聞こう

リアムは何か知ってるみたいだし


「こ、後輩ちゃんひとつ聞いてもいいかい?」

「はい、なんですか?」

「き、君の顔って可愛かったんだね

もしかして、女性だったり」

「あ、大丈夫ですよ、男です

あれ?僕話してなかった」

「うん」

「あ、ごめんなさい!忘れてました」

「ははは!こいつ、店に入った時から

後輩のことチラチラ見てて面白かったな」

「だからだったんですね」

「だ、だってしょうがないでしょ!

こんな顔だなんて知らなかったし

てか、なんで隠してたわけ?

もしかして、年齢的にとか?

若いからみたいな」

「何言ってんだルイス」

「僕も分からない」

「ちなみに、後輩の歳はルイスより上だぜ」

「え?」

「はい、今32歳です」

「おっと……」

「俺もな」

「こ、後輩が2人とも年上だった」

「まぁ、カーマインに入ったのが

俺たちの方が遅かったしな」

「その制度なしにして欲しい」

「なんでだ?俺は分かりやすくて

いいと思うぞ」

「僕もです」

「そっか、話を戻そう」

「ルイスが話し始めたんだけどな」

「耐えられなくなったみたいですね」

「何にだよ」

「衝撃の事実ですかね?」

「じゃあ、なんで隠してたのかい?」

「えっと、自信がなくて」

「え?その顔で?

すごく綺麗で可愛いのに」

「お前も、十分綺麗だけどな」

「なんだか、男はリアムさんだけみたいに

見えますね3人でいると」

「ほんとだよ!気が気じゃねぇよ

なんで、可愛い顔で綺麗な顔なんだよ

2人とも男だろ!」

「そうですよ」

「何を今更」

「顔がそう見えねぇんだよ」


「あ、そういえばカフェの

名前は何か理由が?」

「無視かよ」

「このカフェ夕暮れに見えません?」

「確かに、言われてみれば照明とか」

「僕、夕暮れ時が1番落ち着くと思うんです

なので、ここでゆったりして欲しくて」

「それであの名前か」

「はい」

「いい名前だね」

「ありがとうございます」


「てか、リアムって苦いの苦手?」

「なんでだよ」

「それ、激甘の」

「悪いかよ!苦いの飲めねぇんだよ」

「そうなんですね、見た目とのギャップが」

「うるせぇ!」

「あはは、リアムは面白いね」


こうやって、また3人で

笑い合える日が来たのはすごく嬉しい

僕たちは、数時間話してから

また、会う約束をして別れた


翌日

僕とミアは新居に向かった

そして、家具など置いて

一段落着いていた

家を見渡すと

今日から、ここで暮らすんだと実感する

なんだか、ワクワクするけど

今、ものすごく嫌な予感がする

ミアがいない

さっきまで隣の部屋にいたはずなんだが

どこに行った


「あはは」


笑い声が聞こえる

庭の方か


「ミア?」

「あ、ルイス!」

「……何してるんだい?」

「ねぇ、見て!これなにに見える?」

「えっと、ミアこれは」


なんだ、この生き物は

見た事のない木でできた生き物が吊るされてる

角があって、羽も生えてる


「ミ、ミア、これはペガサスかい?」

「え?これ、ユニペガよ!」


ユニペガって何?

え?なにその生き物


「私が作ったの!ユニコーンと

ペガサスを合わせたの」

「作ったんですね」

「ほら、見てこんなこともできるわ!きゃ!」

「お嬢様!」


ずざぁ

「あら、ルイス、ナイスよ」

「こ、これなんか身に覚えがあるんだけど」

「昔にもあったわね

それより、ルイス今お嬢様って」

「いや、なんでもないよ」

「あはは、抜けてないのね」

「僕は、ミアの旦那だよ」

「ありがとう、優しい旦那さん

私のお願いまで聞いてくれて」

「お願い?」

「一人称僕にしてって」

「あ、そういえばどうしてだい?」

「単純に、僕の方が好きだから

ルイスが僕って言う時は本気で守ろうと

してる時だから」

「……そっか」

「あれ?恥ずかしくなっちゃった?」

「うるさい!」

「あはは、ルイス口わるーい」

「もう、執事とお嬢様の関係じゃないからね」

「一気に距離が近くなった感じね」

「いや?」

「とっても嬉しい!」

「僕もだよ」


こんなふうに、ミアと話すことも許され

僕の、気持ちはウキウキだった

少し、バカ夫婦だが

そこが、僕たちらしいと思えた


「そろそろ、片付けに戻ろうか」

「一緒に行きましょうルイス」

「うん、行こうかミア」


僕たちは、これからも

平和に楽しく暮らして行くんだ

1日1日を大切にして


シャルロット家の1日を読んで下さり

ありがとうございました!

最初は、ゆるい感じで始めた話が

まさか、ここまで続くとは思っていませんでした

最終話でシャルロット家の一日を

知った方も1話から読んで見てください

だいぶ方向転換していると思います

ご感想などもお待ちしております。

また、新たな話を投稿するので

そちらも、読んでいただけると幸いです

これからも、物語を書き続けていきますので

応援していただけると嬉しいです。

ありがとうございました!

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