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108話目 最終決戦1

「最終決戦、いい言葉だな

気に入った!言葉の通りに

お前たちに負けを与えよう!」

「何を馬鹿なことを言ってるんだ!

勝つのは俺たちだ!」

「ほう、威勢のいいガキだな

お前、名はなんという」

「アレンだ」

「名前にあった性格をしているな

よし、お前から始末してやろう」

「ふん!そんなことはできないぞ!」

「ほぉ、言うねぇ」


「アレン、大丈夫?」

「俺なら大丈夫だ」

「考えはあるの?」

「ある」

「そっか」


「さぁ、こい!」

「ビビるなよ!」

「ア、アレンあんなに

スピード出して大丈夫なのかい?

確か、体力があまり無かったはずじゃ」

「私、いつでも助けられるように

準備しとくわね」

「大丈夫ですよ、アレンなら」

「そうなのかい?」

「見ていてください」


「そんな、真正面から

突っ込んで来るとはな!」

「頭が悪いとでも思ったか?」

「そうだな」

「それは、どっちだろうな」

「何を言う?」


シュン

「なっ!消え……下か!」

シュン

「また、消えた」

「アレン、すごいな」

「アレンは、体力はないけど

身体能力は高いんです

だから、あんなふうに低姿勢で

走ることもできるんです

そして、いつも僕が思いつかないような

作戦を提案してくる」

「すごいわね」

「それに、アレンは相手の意識を

ひとつに向けることが得意なんです」


「くそ!ちょこまかと

上か?どこにいる!」

「ここだよ!バーカ!」

「横か!」


パシュッ!

「?!左腕に矢が」

「ははっ!引っかかったな!」

「罠か」

「睡眠薬入りだ」

「いつの間に」

「お前が俺に気ぃ取られてる時にだよ!

どうだ!降参か?」

「……くふふ、なっはっは!

俺には、睡眠薬は効かねぇ!」

「わぁお、あるあるの能力だね」

「いや違う、俺は毎日毒を少しずつ摂取した

だから、耐性がついたんだ」

「それは、頑張ったな」

「だから、お前の攻撃なんざ」

「睡眠薬は、俺の攻撃じゃないぜ」

「なに!?」


「では、これでどうでしょう」

パシュッ!

「矢か」

「そうですね」

「お前の、仕業だったのか」

「はい」

「道具を使うタイプか」

「僕は、身体能力は高くないので体力はありますが」


「それでも、こんなんで俺が」

「あ、その矢スピードをつけて

飛ばしたので結構奥まで

入ってると思いますよ」

「たかが、ひとつ刺しただけで

随分と強気だな」

「ひとつではありませんよ」

「どういうことだ?」

「おや?あなた、左腕動かせないんですか? 」

「……」

「麻酔薬は、効いてるみたいですね

左腕が麻痺している

毒で死ぬことはなくても

ダメージはあると」

「チッ」

「降参しますか?」

「いや、するわけねぇだろ

お前らを殺せば罠は発動しない」

「それは、そうですが」

「何か言いたいことでもあるのか」

「……まぁ、やってみたらいいですよ

やれるものなら、ね」

「このガキが!」


「おいおい、アラン

煽りすぎじゃないか?」

「別にいいんだよ

こういうタイプは煽っとけばバカになるから」

「とりあえず俺は、サポートに回るからな」

「りょうかーい」


「このガキ、大人を怒らせたらどうやなるか

体に叩き込んでやるからな」

「おお、怖いですね

では、頑張ってくださいね」

「最後まで生意気だな!」


パシュッ!

「くそ!」

「ほらほら、どうしたのですか?」

「ちょこまかと!」

パシュッ

「俺もいるぜ!」

「止まれ!ガキども!」

「誰が止まるかよ!」

パシュッパシュッ

「矢が飛んでくる直前

ガキどもが一定のところ見ている

俺の後ろには罠がある……

なるほどそういう仕組みか」


「す、すごい」

「けど、避けられる回数も増えたわね」

「相手が、学習しているのだろう」


「はぁはぁ、アラン、あいつ勘づいたんじゃ」

「それは、あるかもね」

「なんだ?戦闘中にお喋りか

随分と余裕そうだな」

「俺たちだけが体力を奪われている」

「このまま、続けてても

僕たちが疲れるだけ」


「そうだ、ひとついいことを教えてやろう

俺は、もうお前らの罠の発動条件は理解した」

「やっぱりか」

「少し、大胆すぎたかな」

「だとしても、俺たちの目的は変わらない」

「そうだね」

「なんだぁ?降参か?」

「そんなの、するわけないじゃないですか」

「ほう、なら俺の手で仕留めようか……!?」


バサッ!

「な、なんだと!」

「へへ、俺が攻撃しないと思っただろ」

「さっきサポートだと」

「攻撃しないとは言っていない」


グサッ!

「ガッ!」

「どうだ?ここは、痛いはずだ」

「……うおりゃ!」

「おわっ!まだ、そんなに動けんのかよ」

「やっぱり、少し弱かったかな」

「だが、俺たちができるのはここまでか」


「ルイス様、マリア様

あとは、お願いします」

「ルイスと私?」

「はい、僕たちは足止めを

するのが目的だったので

もう、武器はないです」

「ありがとう、戦いやすくなったよ」

「ですが、避けられたぶん

麻痺が弱くなっています気をつけてください」

「わかった」


「俺、もう限界だ!」

「おりゃゃゃ! 」

「うわぁぁぁ! 」

「よっ」

「あ、マリア様ー!」

「大丈夫?」

「ありがとう!」

「マリア!」

「あれのジェスチャーは、場所のチェンジね」


ヒュン!シュン!

「今度は、お前かルイス」

「これで、決着をつける」

「俺が、勝つんだ」

「お前を、許さない」


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