表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/114

107話目 大人の出番

「こっからは、大人の出番や

せやから、ルイスはみんなと一緒に

ミルトネアの団長のとこに行ってくれや」

「ルーカス様は」

「俺は、ここで足止めしとくわ」

「ですが」

「大丈夫や」

「それが、大人の出番ですか?」

「そや」


一体、ルーカス様は何歳なんだろうか

どれだけ、離れているのか分からない

何歳からが大人なんだろうか


「どした?」

「……ルーカス様は何歳なんですか?

どこから、大人なんでしょうか」

「どうなんやろなぁ

何歳から大人なんかは分からへんな

俺は、ずっと子どもでもあるし大人でもあると

思ってるからな」

「そうなんですね」

「そろそろやばそうやな

敵の方が攻撃準備出来たみたいやで

そや、ミア俺と残ってくれへんか?」

「え?私?」

「そや、久々に兄妹で暴れようや」

「……わかったわ」

「ほな、マリア3人のことよろしくな」

「かしこまりました」


「早く行きましょう!マリア様」

「ルイス様は、俺とアランで守るぞ!」

「うふふ、2人とも頼もしいわね」

「あ、そや俺の年齢は28やで」

「……え!?」

「あら、思ったよりも離れていたわね」


「ははは、びっくりしとったな」

「よそ見してていいの?」

「おわっと、強くなったなぁ」

「ルイスに稽古してもらったからね」

「なんや、俺が知らんうちにそんなことを」

「ダメだった?」

「いいや、ダメやない」

「で、これからどうするの?」

「どうするって、兄妹の絆確かめようや」

「あるかしら?」

「ひっどいこと言うなぁ」

「あはは」


「ほな、お喋りは終わりや行くで」

「はーい」


「来るぞ!」

「お前ら、構えろ!」


「お?相手も構えたな」

「お兄様が突進してくださる?」

「なんでや」

「なんとなくよ」

「しゃあないな」

「ありがとう」

「行くで!おりゃ!」


「おい!あいつは、遠距離だ!

後ろに下がれ!」

「俺は、遠距離やないぞ」

「なんだと」


ザシュ!バシュ!

「遠近両用や」

「こいつ、息を吐くように嘘を」

「嘘やない、そういうノリや」

「くっそ」


「さっすがお兄様だわ」

「俺に見とれてると怪我すんで」

「あら?後ろにいたのね」


ヒュン、バキっ!

「あがぁ……」

「あ、ごめんなさい

間違えて、持ち手の方で殴っちゃったわ

大丈夫ですか?」

「ミア、そいつもう聞こえてないで」

「あらら、ごめんなさい」

「なんという力を手に入れたんや俺の妹は」


「こ、こいつらやばいぞ!」

「逃げるか?」

「いや、ボスの命令だ

ここで、戦い続ける」

「だとしても、勝てっこない」

「足止めをしとけばいい」

「ボスのところには4人行きましたよ」

「大丈夫だろ、1人は怪我して2人は子ども

まともに戦えるのは、女しかいない」


バンバン!

「なっ!」

「何ボソボソと話してるんや?戦闘中に」

「お兄様、3時の方向です」

「お、ありがとさん」

「ひ、ひぃ」

「ほな、眠っとき」

ドン!ババン!バン!

「い、一気に10人くらい打ったぞ

しかも、急所は外してる」


「今だ!」

「おい!バカ!妹もやばいんだぞ!」

バコン!

「ぐがぁ!」

「邪魔しないでくださる? 」

「ミア、殺したらあかんで?

勢いで行き過ぎや」

「あ、ごめんなさい」


「なんなんだこいつら」

「なんだって、悪ノリ騎士の兄と」

「馬鹿力妹のコンビやで?」

「バケモンだ、こいつら」

「わかったならもっと面白くしたるかな!」

「これは、ダメですね」

「そうだな、団長ミルトネアを守れなくて

申し訳ございません」

ザシュ……


「お兄様、本気で切らなかったのね

みんな、気絶してるだけだわ」

「……なんだか、可哀想に思えてな」

「何かあったの?」

「きっと、守りたいもんがあったんやな」

「そうなのね」

「ミルトネア、もう一度良い騎士団に

戻せるとええんやけどな」

「あら、元々は良かったのね」

「あぁ、話すと長くなるからな

時間が出来たら話したる」

「待ってるわ」


このまま、走って行ってもダメだ

迷っても仕方ない

なら、行動に移すのみ


「マリア」

「どうしたの?」

「布、持ってないかい?」

「布?」

「長めの布」

「えっと、あったかしら」

「僕持ってます!」

「本当かい?」

「はい、罠を包んでた布なので

でかいと思います」

「いい感じだよ、ありがとう」

「ちょうど良かった、私持ってなかったわ」

「ルイス様それを、どうするんですか?」

「これを、こうやって巻いて

できた、包帯の代わり」

「そういう事ね」

「これで、また戦えるよ」

「本当ですか?ルイス様」

「あぁ、本当だよ

だから、そんな顔をしないでおくれアレン」

「確かに、血は止まってるし

これ以上怪我をしなければ平気だと思うけど

無理だけはしないでよ」

「わかってるよ……っ!?」


急に、空気が変わった

足音が聞こえる

音だけで空気を変えるほどの

オーラを放つ人が来る


「よぉよぉ、まだここにいたのか」

「だ、誰だ!」

「俺は、ミルトネア団長アンドリューだ」

「なぜ、ここにいる」

「お前らが来るって聞いて待ってたんだが

待ちくたびれて来ちまったよ

さぁ、早速始めようぜ!」


「ルイス様……」

「ぼ、僕たちも戦えますので」

「ありがとう」

「ルイス、やるしかないのね」

「そうだね、始まってしまったからね

最終決戦が」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ