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102話目 再会

「ほな、俺らはそろそろ行こか

ミア、ルイスのことよろしくな」

「お兄様」

「大丈夫や、ミアは強い子や

それに、ルイスも少しは動けるやろ」

「はい、戦闘は可能かと」

「無理せんようにな」

「かしこまりました」

「アレンとアランは大丈夫かしら?」

「なんや、会ってないんか」

「私も会っていません」

「マリアもかいな」

「てことは、みんな会ってないんですね」

「その言い方的にルイスもなんやな」

「はい」

「しゃあない、俺とマリアで探してくるわ

2人も、移動した方がええな」

「ルイスと一緒に安全なところを探すわ」

「わかった、ほなまた後でな」


「お嬢様、ここには安全な場所なんて

ない気がしますが」

「大丈夫よ、まだ、屋敷の中があるわ」

「ですが、屋敷の中にも敵がいるのでは」

「ここが、爆撃された時に

試しに隠れてみたの

そしたら、屋敷から出ていったのよ

そして、今はみんな外にいるわ

もし、あの時のままだったら」

「中には誰もいないってことですか?」

「そういうことよ」


私とお嬢様は屋敷に向かった

道中に敵がいたが

ほとんど、お嬢様が倒してしまった

いつの間にあんなに強くなったのか

いや、最初から強かったのかもしれない

確かに、お天馬なお嬢様なら

私と会う前から強かったとしても

素直に納得出来る

ただ、気になった私は

屋敷に着き安全そうな場所に行ってから

お嬢様に聞いてみることにした


「お嬢様、ひとつお聞きしても

いいでしょうか?」

「あら?何かしら?」

「お嬢様は、元々強かったですか?」

「……え?どういうことかしら?」

「あ、えっと、なんというか

剣さばきが綺麗で敵をバッタバッタ倒して

おられたので」

「……あら、ルイス忘れちゃったの?」

「何がですか?」

「あなたに、教えてもらったのよ」


私に?

私が、お嬢様に剣さばきを教えた?

あんな、綺麗に敵をなぎ倒す方法を?


「ほら、あの時、ルイスに

稽古してもらったじゃない」

「あの時……あ」

「思い出したかしら?」

「はい」


確かに、稽古をした

剣さばきを教えたのは私だが

私は、護身用として教えたのだが

まさか、ここまでとは

しかし、お嬢様の手を

これ以上汚す訳にもいかない

人を傷つけて欲しくない


「ルイス」

「はい、どうしました?」

「ここも、安全じゃなくなるわ」

「どういうことですか?」

「敵が入ってきたみたい」


確かに、足音が聞こえ始めた

考え事をしていたから

気にならなかったが

ここがバレるのも時間の問題

なら、仕方ないか


「お嬢様、お願いがあります」

「どうしたの?」

「ここから先は、私の護衛をしてください」

「護衛を?」

「はい、敵は私に任せてください」

「でも、ルイス怪我が」

「大丈夫です」

「本当なの?」

「はい、それに」

「それに?」

「私は、お嬢様にこれ以上人を傷つけ

て欲しくないです」

「ルイス」

「確かに、お強いのはいいことですが

目の前で人を斬っているお嬢様を

私は、見たくないです」

「わかったわ、けど

無理しないでちょうだい」

「ありがとうございます」


「マリア、そっちはどうや?」

「いません」

「あの二人はどこに行ったんや」

「戦闘に慣れていない2人ですから

迷子になってしまったり」

「まぁ、その可能性もあるやろな」

「早く見つけないと」

「2人が、行きそうなところを」


「うわぁぁぁぁ!」


「……ルーカス様」

「マリアもそう思ったか?」

「はい、あの声」

「アレンやな」

「ですね」

「どっちから聞こえたんや?」

「多分ですが2時の方角かと」

「よし、行ってみよか」

「はい」


「なんで、この人たちずっと

追いかけて来るのー!」

「知らねぇよ!とにかく、どっかに隠れようぜ」

「安全そうなところなんてないよー!」

「じゃあ、逃げまくるしかねぇのかよ!」


「何をしてるんでしょうか」

「まぁ、無事そうでよかったわ」

「そうですね、ピンチですけど」

「ほな、助けに行きましょか」

「そうですね」


「ぎゃゃゃゃ!」

「もう、俺走れねぇよー!」


ザク ズバ!


「え?あ、あアレン」

「なんだよぉ」

「見て」

「無理」

「いいから」

「もう、何があるんだよ……マリア様!」

「大丈夫?2人とも」

「俺もおるで」

「ルーカス様もいるよ!アレン」

「なんで、ここに」

「なんでって、助けに来たのよ」

「俺たちを助けに」

「そうや」

「ルーカス様!マリア様!」

「それに、面白そうなことしとるなぁ

あんたら、ミルトネアやろ」

「だ、だったらなんだ」

「俺たちシャルロット家はなぁ

あんたらのこと大嫌いやねん

せなから、暴れてもええな?」

「いや、理由になってないですよ」

「そんなん知らん!行ってええぞマリア!」

「はーい」


ザクっ!

「理不尽!俺たちこれで死ぬの?」

「大丈夫ですよ、ミルトネアのみなさんは

殺しはしませんから、うふ」

「その笑顔怖い!」


「ルーカス様、俺達も」

「アレンとアランはそこにおってくれや

ここは、俺たちがやる」

「あ、はい」

「僕たちは、ここにいます」

「ええ子や」


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