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2.館

 1から5組の5班に別れ館を探索することになり、教師はスマホで状況を伝え合いながら行動をしていた。

「すげぇ。館ひれぇ、初めて見たぜ」

「俺も」

「すげぇな」

「おい、勝手に前に行かない。まだこの館について何も知らないのに勝手に進むな」

 1組の生徒。学年でも問題児で有名な3人の生徒が広くきれいな館で興奮しきっていた。2.4.5組は先頭に担任の先生。その後ろに生徒が着いてくる列を作っていたが1組と3組は違う。1組はその問題児たちが先頭に立ち列になっていた。3組は先頭に担任、その後ろに生徒、1番後ろに副担人という列になっていた。

「おい。ここ広いから競走しようぜ。あの角に1番最初に着いたやつが勝者だ」

「お?やるか?負けないぜ?」

「俺もやる。もちろん陸上部員の俺が1番速いだろうけどな」

「お前陸上部の中で一番おせぇだろ」

「なんだと?去年の元キャプテンと張り合えるくらい速いぞ?俺」

「でもキャプテンになれなかったじゃねぇか」

「それはあの顧問が俺の実力に気づかず俺よりも遅いヤツをキャプテンにしただけだ」

「そんなことよりやろうぜ」

「おい。やめなさい。」

「行くぜー。よーい、はじめ!」

 先生の注意はその問題児の生徒たちには届かず、競争が始まってしまい、その問題児たちの行動に1組の生徒全員呆れていた。

 数秒経つと...

「えーい。やっぱ俺の勝ち。陸上部員の俺に勝てるやつはいない!」

「くそ。陸上部の落ちこぼれが。」

「だから違ぇって言ってるだろ?」

「俺たち先に行くぜ」

「お、おい。待ちなさい」

 もはや誰の言葉もその生徒達には届かない。自由気ままな奴らを放っておくことにしよう。そう思った直後だった。

「あ、あああああああ」

「な、なんだこ、、、」

「まてまてまて、やめろおおお」

 3人の悲鳴が館に響いた。

「おい。どうした!?」

 教師が慌てて3人が曲がって行った角を見たしかしそこには3人の姿はなかった...

本格的に始まってまいりました。是非次も見てください。次回は「異変の始まり」です。

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