第19話 援護くんのもとへ
SNSに援護くんからのメッセージが上がる。
返信すら遅れるのが常だった援護くんの、これは今までになかった進展だ。
なりん達の返信は?
という、最終回です。
第20話 援護くんのもとへ
ー訂正 会ってほしい子たちがいます。
ー裕人くん 頑張ってますね
ぜひ観に行きますよ。
いや、裕人くんは後回しでいいから。
ー援護くん、子たちって?
ー今シマの病院なのですが気になる兄妹がいます
話せてはいるのですが、
僕だけでは詳しい事情が聞き出せそうにありません
でもあまり猶予もなさそうな気がします
なりんちゃん、力を貸してくれますか
ここで穏のアカウントから書き込みが入った。
ー歩くんに伝言 セレナ借りるね
「ふたりとも、戸締りして身支度して。
クルマ出すわよ。」
「お姉ちゃん。」
「え、病院行っていいんすか。」
「こりんちゃん、あなたのコミュ力も借りるわよ。
あたしの舌先三寸とやらもフル活用で、全部注ぎ込む。
総力戦よ。」
「え、なんすかなんすか」
「こりん、私達で援護くんの力になるよ。」
「えっ。」
「行きましょう。いつかの圭吾くんと、いつかの私達を助けに。」
「行こう、お姉ちゃん、こりん。援護くんの援護に。」
「んー、お、おう。」
ー援護くん 今行くね。すぐだから待ってて
皆でその子たち援護しようね
3人は、援護くんが兄妹と待つ病院を目指し車に乗り込んだ。
2023年12月6日 アンジュルムの川名凜さん二十歳のお誕生日おめでとう!
この佳き日に20話で完結 まぁまぁ予定通りに完遂できました。
(19話でしたね、うっかりミスしました。)(←※2024年12月23日に改訂)
(まあ「あとがき あるいはへびのあし」をいれて全20話ということでここはひとつ)
自分は創作をする際に、「実写化するならこのかたに」というイメージを前提して、
そこからお話を創ってゆくことがよくあります。
今回はハロプロアイドルのケロンヌさんことなりんちゃんこと川名凜さんをミューズ
(発想の源になる、インスピレーションを湧き起こす女性、女神)として
この物語を執筆しました。初めて投稿できてしかも一旦ながら完結までたどりつけて
自分としては大収穫です。ありがとう、なりんちゃん、川名凜さん。
感謝を込めて、この物語を捧げます。
さて、今回の投稿連載はあと一回。次回「あとがき、あるいはへびのあし。」
物語の今後については次回の作中と、あとがきの後書きなどで。