論理的思考法を鍛えよう!! 「概念について」
こういう感じで考えてみると有用な働きをするので、覚えとくと良いです。
さあ、次に概念的存在についてです。なんか帰納法を使うときに覚えとくと有用なものとか、そういう感じにLT法を支えるような存在を説明していきます。
――ピラミッド構造――
見た目がピラミッドのような構造をしていることから、ピラミッド構造というそのまんま付けられた手法ですが、これは帰納法で使うと有用な手法であり、頂点に結論を置いてその下の層には結論の根拠、そしてその根拠の根拠、そしてその根拠の根拠の根拠……という感じですね。帰納法と合わせると結構使えますね。
――MECE――
MECEは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取った略語なのですが、日本語に直訳すると「漏れなくダブりのない状態」という意味になります。この手法を習得さえできれば情報整理力、効率性が良くなります。それではどういうものかを説明していくのですが、下の画像を見てください。このように漏れがあると空間が空いてますが、ないとぎっしりとなり、ダブりがあると色合いが悪いですが、ないと綺麗になってますよね。MECEを守ることによって、綺麗に整理されることができ効率的になるのです。頭痛が痛いは重複しますが、頭痛で痛いは重複しません。そういう感じです。
別にこのような図にしなくても、下の画像みたいに枝分かれしてもMECEを行うことは可能です。原因を深堀したり、解決策の具体化と特定化したりするときに役に立ちます。原因を掘り下げて、根本的な原因を見つけることを「WHYツリー」と言いますが、課題解決の方法を整理して優先順位をつけるのを「HOWツリー」と言い、大きな要素を小さな要素に分けていくのを「WHATツリー」。
下の画像はイメージ図です。
――ゼロベース思考――
白紙の状態から考える方法です。そのため先入観にとらわれないことが大切で、思い込みに囚われすぎると、新しい考えなどが生まれなくなり、自分に限界を作ってしまいます。そういう無意識な固定観念を取り外して、ゼロベースで考えるというのことが大切になります。客観的に考えることでも効果的でもあるし、未来志向で考えると更に新しい考えも出ます。いつまでも過去にとらわれず、未来を見ることで何をすればいいかわかるはずです。
それではどうすればゼロベース思考になるのか? それは「クリティカルシンキング」をすることです。つまり、疑う癖をつけることです。自分の行動であったり、様々な物事を客観的に考えることにより見つけることができます。癖にするためには長期間やるしかありませんが、できた頃にはゼロベース思考になれるでしょう。
このように色々な方法がありますが、結局「深く深く掘り様々な視点で物事を考えて、新しいアイデアを出す」ことが大切なのです。一人討論などをすると様々な考えが出たり、どんなことも仮説を立てまくることで結果に結びつきやすくなります。そして、日常化すれば気づけば力が身についています。友人からの相談について書いた文章を読んだ人なら分かりますが、そのときにも同じような考えを書きました。
これです。このように様々な視点で考えることが大切になります。しかし、考えすぎて目的を失うかもしれません。なので、考えるときは目的も忘れずに考えることが大切です。ゼロベース思考は「そもそも」という口癖が鍵になります。