表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣人が魔物に喰われる世界観の暮らし ~異世界と融合した時代を気ままに生きるだけ~  作者: 結城 からく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

105/107

第105話 人外変容

 三人の殺人鬼は便利な変容を取得した。

 ただし、彼らだけではない。

 この身体にも新たな能力が付与されている。

 三人とはまた異なる代物だ。


 それは、ヒュージセンチピードという種族の制御能力だった。

 喉に生まれた特殊な発声器官を犬笛のように鳴らすと、ヒュージセンチピードが現れるのだ。

 こちらの意思を乗せて喉を鳴らすと、ヒュージセンチピードはその通りに行動する。

 頭部や背中にしがみ付いて移動することも可能で、もちろん戦闘にも使える。


 ヒュージセンチピードというモンスターは世界各地に存在する。

 地下深くにて繁殖しており、たとえ地上で殺されたとしても、季節ごとに数を増やすので問題ない。

 この変容が腐ることはないと思われる。


 あまりにも強い能力だった。

 当然ながら頻繁に使うつもりはない。

 上手く加減ができるわけではなく、戦闘のために呼び出せば周囲一帯を更地に変えてしまう。


 使い勝手という面では劣悪と言えよう。

 あくまでも切り札の立ち位置だ。

 よほど追い詰められない限りは封印しておこうと思う。


 ちなみにこの変容を取得して分かったが、あの時に倒したヒュージセンチピードは種族的には小さめらしい。

 個体によってはあれより大きいサイズが普通に存在するそうだ。

 彼らは地中にいたり、地上で暴れて殺されている。

 もし全個体が暴走状態になって地球を蹂躙したら、あっという間に世界が滅びそうだ。

 果たして誰か止められる者はいるのだろうか。


 少なくとも自分は、今回の変容があるので巻き込まれずに済む。

 自宅周辺に被害が出ないようにコントロールするつもりだ。

 現在は近所の地下に五体のヒュージセンチピードを待機させており、基本的には休眠状態にしている。

 何らかのピンチに陥った時に解禁する。

 とりあえず何体かを呼び出せば、大抵の揉め事は終わるのではないか。


 世界には様々な災害級モンスターが跋扈しているが、これで多少は有利に立ち回ることができる。

 たとえドラゴンが来襲したとしても、正面衝突で対抗させられる。

 負けたとしても別の個体を呼び出すだけだ。

 相手が死ぬまで襲わせ続ければいい。


 まるで大型の殺戮兵器を所持しているような感覚だった。

 特に負い目はない。

 殺さなければ殺されるような世界なのだ。

 莫大な暴力は大歓迎である。


 もちろん悪用するつもりはない。

 今の日常を保つことができればそれで十分だ。

 この前のようなトラブルはなるべく避けたいと思っている。

もし『面白かった』『続きが気になる』と思っていただけましたら、下記の評価ボタンを押して応援してもらえますと嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 今話もありがとうございます! ……そういや、百足は毘沙門天の使いとも言われていて、守護神扱いされる事も有りますね。 [気になる点] >ちなみにこの変容を取得して分かったが、あの時に倒した…
[一言] えぐい能力得ましたねぇ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ