表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
五番通りの魔道具店  作者: もとめ
65/71

第43話 不穏な影(2)

 沈黙が部屋を包んでいる。

 バイエモンは先ほどの話の内容に、何か思うところがあるのか、じっとバスの様子を見ていた。

 どのくらいの時間が流れたのか、沈黙を破ってルイがバスに訊ねた。

「バスさん。……その、“記憶をたどる箱”と言うのは、今あるんですか?」

 バスが少し驚いたように顔を上げルイを見る。

「あ、ありますよ……」

「見せてもらうことってできますか?」

「え?あぁ。そうですね……。いいですよ……」

 バスはそう言うと立ち上がり、奥へ通じる部屋のドアへと向かった。


 不意に、バスが何かを思い出したようにドアの前から振り返った。

「そう言えば、お茶も出さずにすみません」

 そう言ってルイに申し訳なさそうな顔をする。

「い、いえ。お構いなく。こちらこそ急に来たわけだし……」

「一人暮らしなもので、大したものは出せませんが、ゆっくりしていってください」

 バスはそう言いながら部屋を出て行った。


 部屋の中に残された二人。

 外で補修工事をしている音だけが聞こえている。


 ルイは部屋の中を見回した。

 白っぽい壁紙の明るい印象の部屋。

 シックな色の木の床とのバランスがカントリーな雰囲気を醸し出している。

「ん?(なんだ、今のは……?)」

 気配を探るような微弱な魔力の波動が一瞬部屋の中を抜けて行った。

 ルイは椅子から立ち上がり、後ろ側の窓辺に立った。

 そしてカーテンの端を僅かにめくり、外の様子をうかがう。

(……やっぱり、誰かこの家を見ている。一体何者なんだろう?)


 不意にバイエモンがルイを見た。

「おい……」

「なに?」

「……いや、……なんでもない」

 バイエモンはそう言うと、テーブルに視線を落とした。

(バスィエル……。記憶を封じられていたから、音沙汰がなかったのか。完全にデグレードの人間に……。堕ちたものだな……)


「衛門君……(裏切られたってのがショックだったのかな?でも、バスさんも記憶を見れる魔道具で記憶喪失前の自分を見たなら、そこで見た人のもとに戻りたいと思うものなんじゃないのか?)」

 ルイは僅かに疑問を抱いた。


 少しして、お茶の乗ったティーワゴンを押しながら、片手に長辺30センチ程の木の枠を持ってバスが入って来た。

「お待たせしてすみません。いつもはお手伝いの方がいるんですが、今朝方までの戦乱で倒れられてしまって……」

 そう言うと暗い顔をしてティーワゴンをテーブルの横に付けた。


 ワゴンに乗せられたお茶の入った3つのティーカップ。

 温かい湯気が昇っている。


 バスが不器用にティーワゴンからソーサーを手に取る。

「あ、俺やります」

 ルイは椅子から立ち上がると、テーブルを回り込んでバスの横に立った。

「あぁ、すみません。ありがとうございます……」

 バスは恐縮したように笑った。


 ルイはバイエモンの前にソーサーとティーカップを置いた。

 バイエモンはそのカップの中の茶色いお茶を虚ろに見た。


 それぞれの席にカップを置くと、ルイは再び椅子に座り直した。

 そしてカップとソーサーを持ち、カップに口を付ける。

「(変わった匂いだな。清涼感の無い薄荷っぽい……)ハーブティーですか?」

「えぇ。“メーロ”という、シオウル山脈に自生する樹木の葉のお茶です。王都では珍しいですけど、このナガールではよく飲まれているんですよ」

「へぇ……」


 バスは先ほどまで座っていた椅子に座り直すと、手に持っていた木の枠を片手で支えテーブルの上に立てるように置いた。

「これがその“記憶をたどる箱”です。箱と言っても枠なんですけどね」

 バスはそう言うと苦笑いをした。

「それで記憶を見たのか!?」

 バイエモンが身を乗り出し、魔道具に興味を示す。

「あぁ……」

「どうやって使うんですか?」

 ルイの問いにバスが僅かにためらうしぐさを見せた。

 そして言いにくそうに頭を掻く。

「その……。これは、実は少し不具合を起こしていまして……」

「不具合?」

「そうなんですよ……。使い過ぎたのかもしれないです。記憶はもう見れないみたいで……」

 バスはそう言うとテーブルの上に木の枠を平に置き、椅子にぐったりと腰を下ろした。

「ふむ……。もう使えないんですか……」

 ルイはその木の枠を手に取った。

 そして両手でしっかり握り、裏返しにしたり、横から見てみたりと、注意深く観察した。

「ふーむ。(異世界の魔力の痕跡……、それもかなり強い……)

 ルイは“記憶をたどる箱”に残された、妙に強い魔力の痕跡に違和感を覚えた。

 木枠を両手で握り、写真フレームのように、そこから周りの様子を見る。

「バスさん、この枠の中に記憶が映るって感じなんですか?」

「えぇ、そうですね……。ただ、少し強い魔力が必要なので、どっちにしろ部屋の中では使えないですけどね」

「少し……(少しなんてもんじゃないぞ。相当強い魔力を使った痕跡がある。どういうことだ……)」

「おいっ、オレにもそれを見せてみろ」

「あ、うん」

 ルイはバイエモンに木の枠を手渡した。

 バイエモンが枠に施された紋様を注視し、それを確かめるように手でなぞった。

「……これ、誰が作ったんだ?(ずいぶん高度な魔道具だ……)」

 木の枠は紋様が複雑に絡んで、作った本人でなければ修理不可能そうに見える。

「……」

 バスはその問いに答える気が無さそうに、口をへの字に曲げバイエモンを睨んだ。

 二人の間に、ぎくしゃくした雰囲気が流れる。

「ま、まぁ……。魔道具と言えば、うちの店にも魔道具士の方が出入りしてましてね。その人なら、その不具合、直せるかもしれないですね」

 ルイは話題を逸らすように言った。

「魔道具士?お店?魔物ハンターのお店?」

 バスが訝し気にルイを見る。

「あ、いえ、俺はカロの森にある“カロ屋”って雑貨屋の専任魔物ハンターでして……」

 ルイは慌てて答えた。

 バスが少し驚いた顔をする。

「へぇ。あの“カロ屋”さん?噂はいろいろ聞いたことがありますが、私は行ったことがないですね。私の先生はよく買い物に行くそうですが……」

 バスはそう言うとハッとした顔をした。

 そして続けて言う。

「もしかして、そのカロ屋さんにこられる魔道具士の方って……」

「え、あぁ。ルルアさんって言うんですけど、オレは直接面識がなくて……」

「!?や、やっぱり」

「あれ?お知り合いでしたか?」

 バスは大きく頷いた。

「ええ。私の先生です……」

 バスの様子に、バイエモンは顔をしかめて魔道具をテーブルに乱暴に置くと、バスを睨んだ。

「そいつが原因か!?」

「えっ?」「へっ?」

 バスとルイは二人同時にバイエモンを見た。

「そいつがお前をデグレードに引き留めている原因か!」

 バイエモンはそう言うとテーブルに激しく両手をつき立ち上がった。

 バスが、僅かな沈黙の後、言葉を選ぶように冷静な口調で言った。

「すべて、だ。このデグレード国のすべてが私をここに引き留めている。もうあんたの側近には戻らない。ルーシュにもだ。……私はこのまま記憶が戻らなくてもいい。いや、むしろ戻らない方がいいとさえ思っているんだ」

「なんだと……」

 バイエモンはその言葉に呆然とした表情を浮かべた。

「バスさんは、よっぽどデグレードが気に入ったんですね」

 ルイが苦笑いをして言う。

「えぇ。この国はのんびりしていてとても良い国です。フラガ国はこの国よりも魔力差別が顕著ですからね。それにルーシュはフラガの中でも辺境……。確かに、私やバイエモンがもともといた異世界、仮に“西の地獄”……とでも呼びましょうか。そこよりはずっと良いところでしたが、このナガールや王都デグレードに比べれば……」

 バスは言葉尻を濁しながら首を横に振った。

 バイエモンは沈黙のまま、椅子の背もたれにぐったりともたれている。

「それよりもバイエモン。あんたこそルーシュに戻らなくてもいいのか?オレはどういうわけか、この世界の魔力を取り込めるようになったからいいが、あんたは違うだろう?こんな離れた土地に来ては魔力が枯渇するんじゃないのか?」

「……」

 バイエモンは無言にうつむいたままだ。

「どういうことなんです?」

 と、ルイは疑問に思い聞いた。

「バイエモンと、もう一人の側近であるロジュスや、かつての私もそうでしたが、ルーシュにある“西の地獄”につながっている魔法円から向こうの世界の魔力を得ているのですよ。その魔法円からあまり離れると魔力が弱まってしまうんです……」

「そ、そうなんだ」

「ただ……、バイエモンは多少自ら魔力を生み出す能力がありますから、私やロジュスに比べればその程度は大したことは無いのかもしれませんが……。それがこいつが“魔王”と呼ばれる所以でもあるんですけどね」

「へ、へぇ……(自ら魔力を生み出す能力が魔王と呼ばれる所以……。そう言えばマルもそんな感じだもんな。そうなると俺は……)」

 ルイはその定義を自らに当てはめてみた。

 そして呆けたように宙を見る。

(俺も、その定義なら完全に魔王じゃねーかよ!それどころか俺はそれプラス魔力も吸収できるからな……。と、いうことは……?)

 ルイの頭に一瞬“大魔王”という言葉が浮かんだが、あまりのバカバカしさに思わず首を横に振って打ち消した。


「それにしても……、バイエモン。ずいぶん大人しいですね」

 バスがバイエモンの様子をうかがいつつ、ルイに尋ねるように言った。

「あ、あはは……。な、なんかここに来るまでの間に、“カロ屋”の方でいろいろあったみたいで」

「いろいろ?」

 バスが訝し気にルイを見る。

「え、えぇ。……衛門君もジニマルに封印の一種をかけられたようで、それでこんな感じになっているのかも……」

「そうなんですか……。衛門君ねぇ……」

 バスはつぶやくように言うと、あらためてバイエモンを見た。

 バイエモンの姿は、どこにでもいそうな雰囲気の少年だ。

(“記憶をたどる箱”で見たバイエモンは、もっと覇王のような青年だったが……。ジニマルの封印は、私もそうであるように性格までも変化を起こしてしまうのかもしれないな)

 バイエモンは不貞腐れたような顔をして、テーブルの上に置かれた魔道具を見ている。

 ルイは少し落ち着きない様子で、通りに面した側のカーテンの閉められた窓を気にしている。

(やっぱ気になるな……)

 ルイは首を傾げて立ち上がると、後ろにある窓辺に立った。

 そして、閉められたカーテンの端を僅かに持ち上げ、その隙間から外の様子をうかがうように見る。


「どうかしましたか?」

 と、バスが不審そうな顔をして言った。

「うーん……。さっきから外に、この家を見張ってるような気配がするんですよ」

 ルイはそう言うとカーテンから手を離し、椅子に座り直した。

「えっ!?気配?」

 不意の話に、バスが驚いた顔をする。

「オレは何も感じないぞ……」

 バイエモンもそう言って少し不安そうにカーテンの閉められた外に視線を向けた。

「衛門君はマルに術をかけられてるから、そのせいで魔力が読めなくなってるんじゃないの?」

「!っ、そ、そうだな。その通りだ……うん。(……この世界の魔力の流れ、オレには読みにくいんだよな、くそっ)」

 バイエモンは僅かに動揺したように頷いた。


 ルイは後ろ側にあるカーテンの閉められた窓をチラッと見た。

「バスさん、実はこの町でバスさんの魔力を探った時に、同時に変な動きをしている魔力の気配を拾ったんですよ……。そのうちの一つがずっとこの家を見張っているというかなんと言うか……」

「見張ってる?」

 バスは眉をひそめた。

「フン、大したやつだな、お前は」

 バイエモンはそう言うと、背もたれにもたれた。

「ルイさん。その魔力の気配ってどんな感じなんですか?」

 バスはそう言うと立ち上がり、不安げに窓辺に立った。

「そうですね……。すごく強い魔力を持っている人物みたいなんですけど、それをひた隠しにしてるって感じです。それに、この家の中を探るような微弱な魔力の波動を飛ばしてきてるんですよね」

「えぇ!?そうなんですか?」

 バスは、ルイの言葉に焦ったように窓から離れた。

 そして椅子に座り直し言う。

「ルイさん、そこまで魔力の流れが読めるんですか?」

「え?えぇ……、まぁ。それがオレの特技と言うかなんと言うか……」

「おい、バス。お前、何か見張られるようなことでもしたのか?」

 バイエモンがカップを手に持ちながら、少し馬鹿にしたようにニヤリと笑ってバスを見た。

 バイエモンの言葉にバスが顔をしかめ首を傾げる。

「うーん……。思い当たる節が……ないわけではないですが」

「それは?」

 ルイが尋ねる。

「やはり、私がバスィエルであるということでしょうか……」

「おい、ここは敵陣の真ん中だぞ!そんなことがバレていたんならこの状況、オレまでヤバイだろが」

 バイエモンはそう言いながら焦ったようにテーブルを叩いて立ち上がった。

 ルイも頷く。

「確かに……。もしそうならマズイ状況ですよね。でも、今までバレてなかったんですよね?」

「……と、思います。もし、私がバスィエルだと知られていたなら、魔道院から……いや、デグレードから追放されていたはずです。それに……(テオ様でさえ、今まで気づかなかった。だとすると……)――!?ハッ」

 バスの顔色が変わる。

「どうしたんですか?」

 ルイは首を傾げた。

「い、いや……(まさか、テオ様が?)」

 バスは気を落ちつけるように、お茶を一口飲んだ。

(テオ様はお忙しい方。ずっと見張るなどできるはずがない……。だとするとテオ様の配下……という可能性はあるか……。でもなぜ……?私が寝返るとでも思っているんだろうか?)

「バスさん?」

「……」

 バスは無言のまま、何やら考えている様子だ。

「おい、ルイ」

「うん?」

「そいつに気付かれずに探りを入れることはできるか?」

「えっ?探り?」

「あぁ。バスを見張ってるとなると、そいつはバスィエルであると知っている可能性が高いだろ?お前なら、そいつが何者なのか探れるんじゃないか?」

「うーん、そうだね。見張られてるなんて気持ち悪いしね……」


「ルイさん……。この家を見張っているというその不審人物。私に、思う節が二つあるんです」

 バスは真剣な顔でルイを見た。

「え?二つ?」

「えぇ……。一つは、魔道院に関係する人物。私がバスィエルだと一部の魔道士に知られています。おそらくはその人の配下の者……。それならまだ問題は少ないような気はしますが、もう一つ。……もしかすると、フラガの間者という可能性があるんじゃないかと……」

 バスはそう言うとバイエモンをキッと睨んだ。

「フン!オレがナガールに間者を送り込んだとでも言いたそうだな!」

「……そうは思ってない。けどあんたの近くにいる奴ならやりかねないだろう?……おそらくはロジュスか、もしくはルーシュにいる間者を指揮できるフラガ軍の誰か……」

「フラガの間者?」

 ルイは顔をしかめた。

「……今回の戦乱、ルーシュの魔道兵が侵攻してきた理由……。“同胞の救出”……。しかし、ナガールにはフラガが兵を出してまで救出するような重要人物はいません」

「うーん……?どういうこと?」

「その同胞というのは、おそらく私……。バスィエルではないかと。フラガが、私がナガールにいると知っていたと思うんです……。――どうなんだ?バイエモン」

 バスはそう言うとバイエモンを睨んだ。

 バイエモンは不機嫌な顔をして腕を組んだ。

「あぁ!その通りだ。ロジュスはお前がこの町にいると確信していた」

 その言葉にバスが苦い顔をする。

「……やっぱり」

「えぇ!?ということは、外で見張っているのは……」

 ルイは驚いた顔をして窓を振り向いた。

 バスがつぶやくように言う。

「間者の可能性も」

「それはないな」

 バスの言葉を遮ってバイエモンが言った。

「な、何でわかるんだよ」

 焦ったようにルイが言った。

 バイエモンが椅子の上に胡坐をかいてニヤリと笑う。

「オレもロジュスも、フラガの連中も、バスィエルが記憶喪失になっているとは誰も思ってなかった。もし見張っているのがフラガの間者なら、お前を見つけた時点ですでに接触をしているはずだ」

「なるほど……。バスさん、そのあたりどうなんです?」

「うーむ……。た、確かに。そう考えられなくはないですね……」

 突然バイエモンが立ち上がった。

「ルイ!早く探りに行ってこい。ここで推測に時間を喰ってるくらいなら、さっさと探りに行った方が早い」

「わ、わかったよ……」

 ルイは戸惑いながらも椅子から立ち上がった。

「ル、ルイさん。無理はしないでください……」

「あ、うん」

 ルイは頷くと部屋を出た。


 玄関ホール、ルイの後ろについて部屋を出たバスが、奥の廊下を示し言う。

「ルイさん、玄関より裏口を使ってください。そっちの方が気付かれにくいかも」

「そ、そうですね……」


 バスの家を見張っている気配は、玄関が面している通りの反対側にある建物の屋上からずっと動く気配を示していない。

 ルイは頷くと、バスに誘導されるように裏口から家を出た。


 外は街灯も無く真っ暗だ。

 敷地境界の木の柵越しに裏通りが見える。

 離れた場所から、ずっと補修工事をしている音が響いている。僅かにその方向の空が明るい。


(魔力の気配を完全に抑えて行かないと、相手に気付かれそうだな……)

 ルイは辺りの様子を見回し、自身に流れる魔力の波動を完全に消し去った。

 バスが驚いた顔をする。

「す、すごいですね。……魔力の波動を消すこともできるんですか」

「え、えぇ、まぁ……。俺はそんな特殊能力なんですよ……」

 ルイは苦笑いをすると、フッと僅かに宙に浮いた。

「じゃ、気配を感じる建物を回り込む感じで、遠回りに裏から探ってきます」

「ルイさん、様子を探るだけでいいですから……。騒動になってもなんですし……」

 バスが苦い顔をして言った。

「大丈夫だと思います。なんせ相手は気配を抑えて探りを入れているようなやつですよ。相手も騒動になるようなことは避けるんじゃないかと……」

「そ、そうかもしれませんね。ルイさん、でも、気を付けてください」

「はい……。じゃ、行ってきます」

 バスに見送られ、ルイは低空に裏通りを北の方角に進んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ