君に創る
かなり、感覚的に書いた話です。
さあ、つまり問題は僕がここにそれを創るということだ。うん。ここは狭いが複雑怪奇。ここには申し分なく環境がある。いや目盛りと言うべきかどうか。けれどここにいきなり移すのはこわいなあ。練習が必要だ。ではまず電源をいれて打ち込むとしよう。
まず足場がいると思う。砂は靴に入ると不快だ。土の臭いも好きでない。だから雲がいい。僕はこれを踏んでたつわけだ。
次には正に僕が要るわけだ。っでも本当にそれは僕かな。僕が僕を創れるものか。でも、仮説正しいと思うんだ。つまり僕は僕を創り僕を断てば僕が残ると言いたいわけだ。うん。間違ってない。ないはずだぞー。
よし、ここまでは悪くない。あとの課題はつまり君と言うことになる。ここからが闇。僕は僕を思う上では有限だが、君を考えるとどうだ。これこそ無限だ。仮に君が美少女なら僕はロリコンと蔑まれるが、君が幼いかどうかを僕に知るすべもない。乳児なら最悪だ。それこそ秒速で上書きされることになる。情報に痛覚は適用されるだろうか。実に恐ろしい話だと思う。
あるいは君が同性であれば、僕はホモと呼ばれるのだろうが、この場合はどうすべきだろう。 それもひとつと思いながらも、その僕が君を認めるともわからない。つまり、僕は我が儘にも異性が良いと思うわけか。どうだろう。僕の君とはなんだろう。僕は君が必要なのか。実際は彼でも彼女でもいいわけだろう。ただ、この部屋での日々に限界を知った為の行動と言える。
くふ。今更遅いか。タイマーは30分前に動いてる。僕は君に創るしかない。この数ミリのワイヤーは、きっと僕の首は綺麗に飛び散る。その加速力を利用することだけを考えよう。
さあ、来るか。
どうだ。来ないのか
え?来ないんですか。
それは困っ
ふう
良かった。
成功した。
君がここを読んでくれないと危ないとこだったよ。タイミングがシビアだったのでね。うん。
もう大丈夫。ありがとう。
おやすみなさい 。
目をつむって。
そこに映るのが僕だよ。
ずっとね。
ありがとう。