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夢を見た。  作者: 雪月
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女の夢








夢を見た。


元は名門の武家のお嬢様が、家族みな死に転がり込んだ先は、悪さも引き受ける傭兵のような一団。


今回引き受けた仕事は、豪商の息子三人の暗殺。


様子を伺う内、お嬢は次男坊と声を交すように。


他家の家令の振りをして姿は見せず。それなりの教育を受けていたお嬢と本を好む次男は学問の話題で盛り上がり、他にも色々なことを話し合うようになる。


仲間たちはこの接触を「仕事をしやすくする手段」とみていたが、お嬢の胸に浮かぶ言葉は「殺せない」。


その上、長男ともばったり顔を会わせて互いに一目惚れ。これはもう殺せない。


そんな折り、不要な戦闘発生。


お前が情に流されなければ、殺さないで済んだはずの命も殺された。


そう言いながらも、お嬢をかばって死んだのは、この荒くれ集団に入る時から何かと面倒を見てくれた傭兵。


夢は夢。


その後彼女がどうなったのかは、知らない。









その名前は、女。

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