表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧安良木村「音録石」解析記録:ランクEダンジョンにおける冒険者失踪事件  作者: 雨宮 徹


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

79/95

第78話 【公文書】受付記録3

【10月26日:業務日誌】

受付担当者:ミカ

天候: 雨

新規受入組数:2組

特記事項: 本日、1組が「安らぎの村」へ出発。1組が1泊の滞在を希望。

備品管理: 識別タグ60個補充、「収穫祭」のビラ補充

備考:本日も来訪者少なし。宿泊する新米冒険者の名前は「サトウ」っていう

らしい。かなり変わった名前ね。異国から来たのかしら。まあ、村にお金を落とすなら気にしなくていいか。



【ミレットのメモ】

サトウなんて変な名前。ミカの言う通り、異国からの訪問者ね。私は、冒険者じゃなくて、歴史家だと思う。直感だけど。



【研究員のメモ】

私は今、プレハブの部屋にいるはずだ。だが、私の手首には、いつの間にか「識別タグ:No.1131」が固く巻き付けられている。業務日誌に書かれた「サトウ」は、間違いなく私だ。



【研究員のメモ:追記】

学生が「サトウさん、チェックインの時間ですよ」と、私の背中を押した。プレハブのドアを開けると、そこは雨の降る「拠点村」のギルド前だった。私は、自分の手記の中に「自分自身」を書き込み、そのまま物語に飲み込まれたのだ。ミレットがこちらを見ている。彼女の持つ赤ペンが、私の名前を「収穫予定リスト」に書き加える音が聞こえる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ