第13話 【個人手記】調査員ミレットの記録5
今朝、ロゼーヌさんに会ってきた。残念ながら、音録石のストックがなかったので、ここに書き記す。
■ロゼーヌさんから得られた情報
・童話の通り、昔から「安らぎの村」は存在した(少なくとも32年前から)。
・話の中に出てくる「炎が弱点」という内容は疑わしい。なぜなら、新米であれ魔導士が返り討ちにあっているから。
・ゴブリンも巣くっているのに、スライムに特化しているのは疑問。
・幼き頃に父親が「安らぎの洞窟」へ行き、無事に帰還。しかし、直後から様子がおかしくなり、16日後に息を引き取った。
『安らぎの王国』自体、正しいとは限らないみたい。そうなると、どうやって洞窟に潜むスライムの正体を暴くかが問題になる。スライム自体が強力になったのか、それとも、「安らぎの村」での「清めの儀式」に謎を解くヒントがあるのか。お願い、今後、犠牲者が出ませんように。
【研究員のメモ】
「清めの儀式」という単語が気になる。確か、【物件番号:1042】にも同じワードがあった気がするが。最初に見た映像だったと思われる。
【研究員のメモ:追記】
もしも、ここが「安らぎの洞窟」の跡地だとしたら? 何らかの現象がトリガーとなって、16日後に死亡することもありうるのか? だとしたら、何がトリガーになる? 学者として、それを突き止めねばならない。絶対に。




