表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧安良木村「音録石」解析記録:ランクEダンジョンにおける冒険者失踪事件  作者: 雨宮 徹


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/95

第11話 【極秘】マジックレコーダーの記録

【物件番号:  】音録石マジックレコーダーの記録

回収場所: ギルド地下金庫

回収日: 王暦125年  月 日



(00:16~ 映像開始)


ミレット:

「ワットさん、私、昨日の夜にスライムの生態を調べたんだ。それによると、大きさを自由自在に変えられるの。だから、バルーンを使わない?」



ワット:

「バルーン……ですか?」



ミレット:

「そう、バルーン。膨らむ音をスライムが大きさを変える音に偽造できないかな」



ワット:

「なるほど、名案です。でも、バルーンって在庫ありましたっけ?」



ミレット:

「さすがに、村の店で調達するのはバレそうだし……」



ワット:

「あの、1つ心当たりがあります。その……カイル氏たちの遺留品にあったかと。でも、さすがにアレに手をつけるのもどうかと思います」



ミレット:

「そうね……。その選択肢はないわね。じゃあ、こうしましょう。そこの窓を少しだけ開けるの。そうすれば、ビューって音が出るんじゃないかな」



ワット:

「それでいきましょう。ちょっと離れてください。この窓、古くて危ないですから。せーのっ!」



ミレット:

「うわー、すごい風!」



(低い風の音が続く)



ミレット:

「じゃあ、偽の音録石を作りましょう。ただし、音だけで。さすがに、映像つきをこの部屋で撮ったらバレバレだから」



ワット:

「どういう場面にしますか? スライムが襲い掛かってくるところでしょうか」



ミレット:

「いきなりスライムが襲い掛かってくると不自然だわ。まずは、何気ない会話から入りましょう。新米冒険者を装って」



ワット:

「じゃあ、洞窟内を歩いている2人という設定ですね。音録石の動力をオンにしますよ。スタート!」



(以下、2人の演技が17分続く)



【研究員のメモ】

このシーンになった瞬間、突風が吹き、あたりに置いてあった機材がぐちゃぐちゃになった。偶然とは恐ろしいものだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ