詩 世界に溶けた少女を救う為に
怖気づいて進めなくなった 最後から
希望に満ちて歩き出した 最初まで
語られる事のない そのハザマの物語
立ち上がる 渡るべき手に 鍵を
一つずつ そして導いていく
歩みだす だから また
「世界中よ 幸福であれ」
「私を信じれば 全てが幸いに転じるでしょう」
ーー祈りを堕とす ヒカリを染める
ーー人間達の中身を入れ替える
「すべての心ある生命たちよ」
「ただ善であれ」
救われる世界のために 再起するわけじゃない
救われなかった少女のために 落とした膝を
狭間を歩む 行くべき場所に いるべき場所に
可能性を編む 君が溶けた 光の中に
「ストーリー」
ある一人の少年、ハザマは少女を救いたい。
世界を幸福にして溶けたとある一人の少女、ヒカリのために。
「俺達人間は本当に、心を入れ替えないと幸せになれない存在なのか?」