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触手の恩返し〜あの時助けた触手に今はボクが助けられてます!?〜  作者: しゃむしぇる
第1章 究極生命体爆誕

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第30話

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 短剣を買ってお店を出ると、そこでばったりとアランさんと出くわした。


「ん?ルータ君じゃないか、武器屋から出てきた……ということは、任務の報酬で良い武器でも買ったのかい?」


「はい、魔力が無いときにも戦える武器が欲しかったんです。」


「はっはっは、魔法も扱えて剣術も扱える……両刀のルータ君らしいな。」


「ところで、アランさんはこんなところで何を?服屋のお仕事はお休みなんですか?」


「ん、あぁ……服屋の仕事は辞めた。」


「え?」


 そうあっけらかんとして、アランさんは言った。


「フォクシーを辞めて、普通の人としての生活をしようと思っていたんだが……キミと手を合わせて、またハンターに戻りたいと思ってしまってね。」


 そう語りながら、アランさんはポケットから1枚のカードを取り出して、こちらに見せてくれた。そのカードには、()()()()()()()と書いてあって、アランさんの名前が書かれていた。


「今一度ハンターとして、魔物や悪人と戦おうと思ったのさ。」


「そうだったんですか……。」


「そういうわけで、今からちょうど畑を荒らすハニーベアって魔物を倒しに行くところだったんだ。」


 アランさんが、何をしようとしていたのかを聞いたテンタが、ボクにある提案をしてきた。


『ルルア様、ちょうどいいのでこの女について行って、今しがた購入した武器の使用感を確かめませんか?』


『そうだね、これから別に予定もなかったし……。』


 話し合ってそう決めた後、ボクはアランさんにお願いした。


「アランさん、もし良かったらそれについて行ってもいいですか?」


「別に構わないが……急にどうしたんだ?」


「今買った武器の使用感を確かめたくて……あ、もちろんアランさんの邪魔したりはしません。」


「なるほど、そういうことか。確かに購入したばかりの武器は本当に実戦で使えるのか……と、一縷の不安はつきものだ。ちょうどハニーベアの生息地には他にも危険な魔物がうろついてるし、使用感を確かめるにはもってこいかもしれないな。」


 そう言って1つ大きく頷くと、アランさんはこちらに手を差し伸べてくれた。


「良し、じゃあ一緒に行こうかルータ君。」


「あ、ありがとうございます。」


「ただし、ハニーベアはあたしに譲ってくれよ?ルータ君の手柄になってしまうと、あたしの報酬が減ってしまうからな。」


「分かりました。」


 そして、ボクはアランさんの後について行って、街の関所の近くまでやって来た。そこには馬車に乗り込む列が出来ていて、アランさんもその列に並んだ。


「馬車で行くってことは結構遠くなんですか?」


「あぁ、キミが昨日行ったドゥルの更に北にある()()()って町だから、歩いていくと時間がかかるんだ。」


『……馬車でも変わらないのでは?』


 頭の中でテンタは、アランさんにそうツッコミを入れていた。


『ルルア様、魔法で移動しましょう。時間の無駄です。』


『この前みたいにテレポートって唱えれば良い?』


『はい、その際この女の手を握っていれば、共に移動できます。』


『分かった。』


 そんな会話を終えた後、ボクはアランさんに一声かけて、手を握らせてもらうことにした。


「アランさん、ちょっと手を見せてもらってもいいですか?」


「ん?手をか?別に構わないが……。」


 そしてこちらに差し出してくれたアランさんの手をきゅっと握って、ボクはもう片方の手を空に掲げた。


「テレポート!!」


「え、る、ルータ君まさかっ…………。」


 テレポートと唱えた次の瞬間……ボクの視界に映る景色がガラリと変わった。


続きが早く読みたい方は、続きが気になるとか、続きはよとか感想を送って頂けると、私しゃむしぇる頑張って投稿ペース上げます。

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